絶景スポット
2023年06月09日

日本一長い伊良部大橋で絶景ドライブ!行き方や撮影スポットを解説


沖縄の離島である宮古島は、毎年多くの観光客が訪れる人気のリゾート地です。宮古島には本島以外に7つの離島があり、そのうちの4つの離島は本島と橋で結ばれています。海の上を渡る橋は、絶景ポイントとして人気の観光スポットでもあります。

今回は、宮古島に架かる3つの橋のひとつである伊良部大橋について紹介します。日本一の長さを誇る橋の特徴や魅力、伊良部大橋を美しく撮るための撮影スポットについて見ていきましょう。

伊良部大橋とは

伊良部大橋は、宮古島本島と伊良部島・下地島を結ぶ橋です。全長は3,540mで、無料で渡れる橋の中では日本最長の橋とされています。伊良部大橋は、住民生活の利便性の確保や伊良部島の生活環境の向上、観光資源の開発支援などを目的に2015年に開通されました。1974年から伊良部村が架橋要請活動を始め、40年以上かけてようやく実現した島民念願の橋です。

下地島にはLCC便が発着する空港もあるため、地元の人だけでなく、多くの観光客も利用しています。車だけでなく徒歩や自転車でも無料で通過でき、橋の上からは宮古ブルーの海と青い空を楽しむことができます。

伊良部大橋の基本情報

住所 沖縄県宮古島市
開通年 2015年
全長 3,540m
高さ 27m
通行料 無料
駐車場 宮古島側:あり
伊良部島側:あり

日本最長の伊良部大橋の長さは、「サ(3)ンゴ(5)のし(4)ま」と覚えることができます。

伊良部大橋へのアクセス

宮古空港から伊良部大橋へは車で約12分、下地空港からは車で約13分、宮古市街からは車で約9分の距離にあります。宮古島唯一の公共交通機関である路線バスは、伊良部大橋行きが1路線しかなく一日に9本しか便がありません。そのため、伊良部大橋までのアクセスはレンタカーがオススメです。

伊良部大橋の魅力

伊良部大橋が単なる橋としてではなく観光スポットとして人気なのには、大きく4つの理由が考えられます。

  • 日本一長い橋で爽快感を味わえる
  • 宮古ブルーの海を望める
  • 海の上を渡る感覚に浸れる
  • 徒歩や自転車でも通れる

日本一長い橋で爽快感を味わえる

無料通行できる橋の中では日本一の長さなだけあって、実際に走ればその長さを実感できます。宮古島周辺には高い建物がないため、なににも遮られることなく真っ直ぐ伸びる橋を走ることができるのです。橋の中間にはフェリーが橋の下をくぐれるほどの高さが設けられており、ジェットコースターのようなアップダウンも楽しめます。

宮古ブルーの海を望める

宮古島は、宮古ブルーと称されるエメラルドグリーンの海が魅力です。伊良部大橋では橋の上から美しい宮古ブルーの海を望むことができ、美しい景色の中を心地よくドライブできます。海に入らずとも、伊良部大橋を渡るだけで宮古島に来た実感が湧くでしょう。

海の上を渡る感覚に浸れる

レインボーブリッジや明石海峡などほかの海に浮かぶ橋は、橋の両側に主塔やメインケーブルなどが設置されていますよね。しかし伊良部大橋は非常にシンプルで、左右には高さ25mほどの手すりしかありません。視界を遮るものが少ないため、まるで海の上にいるかのような感覚に浸れますよ。開放感たっぷりな環境で通過できるのも、伊良部大橋の魅力のひとつです。

徒歩や自転車でも通れる

伊良部大橋は、車だけでなく徒歩や自転車でも通れるのが魅力です。伊良部大橋からの景色は絶景ですが、橋の上には緊急用の停車スペースしかないためゆっくり景色を見ることができません。

しかし、徒歩や自転車なら、宮古島の風を全身で体感しながらゆっくりと景色を見ることができます。徒歩だと橋を渡るには1時間ほどなので、ゆったりと散歩しながら宮古ブルーの美しさを感じることができますよ。ただし、専用の歩道はなく車道と同じ道を歩くことになるので、通行時は十分に注意しましょう。

伊良部大橋の撮影スポット

伊良部大橋は、橋の上からの景色はもちろん橋自体が絶景ポイントとされています。青い空と宮古ブルーの海、真っ直ぐ伸びる大きな橋の写真は、宮古島に来たことを改めて実感できる素晴らしい絶景です。ここからは、伊良部大橋を撮影するのにオススメの5つの撮影スポットについて紹介します。

  • 伊良部大橋 無料駐車場
  • いらぶ大橋 海の駅
  • 牧山展望台
  • 竜宮城展望
  • トゥリバービーチ

伊良部大橋 無料駐車場

まずは伊良部大橋を渡る前に、橋全体の姿を見ておきましょう。宮古島側から伊良部大橋を一望できるスポットが、伊良部大橋のたもとにある無料駐車場です。宮古ブルーの海に浮かぶ伊良部島と伊良部大橋の全長をとらえることができます。車を停めてゆっくりと撮影できるのも嬉しいポイントです。橋の入り口には「伊良部大橋」と書かれた記念碑があるので、記念写真にもオススメです。

いらぶ大橋・海の駅

伊良部大橋を渡ったところにあるのが、グルメやお土産が楽しめるいらぶ大橋・海の駅です。2階には展望台があり、伊良部大橋を真正面から伊良部大橋を望むことができます。伊良部大橋を近くで見たい人には、特にオススメのポイントです。

牧山展望台

牧山展望台は、伊良部大橋を渡ってすぐのところにある展望台です。外観は鳥の形になっており、建築としても楽しめます。牧山展望台からは、高い場所位から伊良部大橋を俯瞰で眺めることができるため、伊良部大橋の長さやアップダウンの形などを確認できますよ。牧山展望台は伊良部島の中では一番高い場所であり、伊良部大橋だけでなく来間島や池間島などまで見渡せるのも魅力のひとつです。

竜宮城展望台

来間島の竜宮城展望台からも、伊良部大橋を望むことができます。サイズは小さいですが宮古ブルーの海に浮かぶ橋のスケール感がよくわかり、改めて伊良部大橋の凄さを感じざるを得ません。竜宮城展望台からは手前に来間大橋も見え、2つの橋を一度に見ることができます。

トゥリバービーチ

宮古島本島の伊良部大橋の近くにあるトゥリバービーチからは、正面に伸びる伊良部大橋を見ることができます。サンセットの絶景ポイントとも知られ、夕日に照らされてシルエット状になった伊良部大橋を眺めることもできますよ。遠浅で波が穏やかなので、子ども連れのご家族でも気軽に楽しめるビーチです。

伊良部島・下地島のオススメスポット3選

せっかく伊良部大橋を渡ったのなら、伊良部島・下地島も存分に楽しみましょう。2つの島には魅力的なスポットがたくさんありますが、今回は特にオススメしたい3つの場所を紹介します。

  • 17END
  • 通り池
  • 伊良部そば かめ

17END

下地空港の真裏にある17ENDは、飛行機の発着陸を間近で見られるビーチとしても人気です。遠浅の海が特徴で、干潮時のときだけ幻のビーチと呼ばれる砂浜が現れます。その瞬間に写真を撮ると、まるで海に上に立っているような写真が撮れますよ。

通り池

国指定の天然記念物に指定されている通り池は、パワースポットとしても人気の高いスポットです。似たような大きさの2つの池が並び、それぞれでコバルトブルーが美しい海を眺めることができます。ダイバー憧れのダイビングスポットでもあるので、眺めていると顔を出すダイバーの姿を見ることもあります。

伊良部そば・かめ

宮古島は宮古そばが有名ですが、伊良部島へ訪れた際はぜひ伊良部そばを味わって見てください。伊良部そばは伊良部島名産のなまり節が使われた宮古そばで、名店であるかめでは軟骨ソーキやゆし豆腐など具沢山の伊良部そばが食べられます。

まとめ

伊良部島・下地島と宮古島本島を結ぶ伊良部大橋は、無料で通行できる橋としては日本最長の長さを誇る橋です。絶景を眺められるドライブコースとしてはもちろん、伊良部大橋自体も撮影スポットとして人気です。今回紹介したさまざまな場所から、さまざまな様子の伊良部大橋を眺めてください。

伊良部大橋は徒歩や自転車でも渡ることができますが、伊良部大橋の周辺は公共交通機関である路線バスが少ないため、伊良部島まで行くのは車の利用がオススメです。宮古島のレンタカーには、宮古島観光を全力でサポートするパニパニレンタカーをご利用ください。