観光
2024年03月27日

宮古島は移住に適している?生活の魅力や注意点などをご紹介

多くの芸能人も絶賛する宮古島は、観光地としてだけではなく、移住先としても注目されています。観光を通じて宮古島の魅力にとりつかれ、実際に移住を果たしたという人も少なくありません。

それでは、宮古島は移住先として本当に適しているのでしょうか。今回は宮古島の魅力や、移住する前に知っておくべき注意点、移住支援制度などについてご紹介します。

移住前に知っておきたい宮古島の基本情報

まずは宮古島の基本情報をご紹介します。気候や仕事、住環境などの重要なポイントを確認しておきましょう。

<移住前に知っておきたい宮古島の基本情報>

  • 気候は1年を通じて温暖
  • 人口は約55,000人
  • 産業は観光業・農業・水産業が三本柱
  • 住環境は中心部と郊外部で特徴が分かれる

気候は1年を通じて温暖

宮古島は高温多湿な亜熱帯地域にあり、気候は1年を通じて温暖です。平均気温は23.3度で、もっとも寒い1~2月も気温は15度程度と暖かく過ごせます。

ただし、9月ごろには台風が多く発生することに注意しなければなりません。

人口は約55,000人

宮古島の人口は、2024年3月時点で約55,000人です。宮古島の総面積は約204平方kmですが、人口の大多数が平良地区に集中しています。

産業は観光業・農業・水産業が三本柱

宮古島の産業は観光業・農業・水産業の3つが主です。移住後に仕事を見つける場合も、これらの産業が就職先の中心となるでしょう。また、リゾート開発が盛んなことに加えて、高齢者も多いため、建築業や介護職の需要も高まっています。

住環境は中心部と郊外部で特徴が分かれる

宮古島の中心部は、人口が密集している平良地区です。この地区には市役所があり、スーパーマーケットやレストランなども多いため、利便性を求める人には暮らしやすいでしょう。

伊良部島や下地島といった地域は宮古島の郊外部にあたります。この地区には50代以降の高齢者が多く住んでおり、中心部と比較してのどかで、静かに暮らしやすいエリアです。

移住先としても人気な宮古島の魅力とは

ウミガメ

宮古島が移住先としても人気を高めている理由は主に3つあります。それぞれの魅力について、詳しく見ていきましょう。

<移住先としても人気な宮古島の魅力>

  • 海が近く自然が豊か
  • あこがれのスローライフを叶えられる
  • 離島としては医療機関が多い

海が近く自然が豊か

宮古島には多くのビーチがあり、ウミガメをはじめとするたくさんの生物にも出会えます。亜熱帯特有の草花が青々と生い茂る様子も、自然を愛する人にとって魅力的です。

また、都会と比べて人口の明かりも少ないため、夜になると美しい星空が一面に広がります。

あこがれのスローライフを叶えられる

宮古島は、あこがれのスローライフを叶えるのにふさわしい場所です。宮古島のゆったりとした時間の流れは、沖縄本島や近隣のエリアとはひと味違っています。

老後は都会の喧騒から離れたい、リタイアして第2の人生をのんびりと過ごしたいといった希望を叶えられるのが宮古島です。

離島としては医療機関が多い

離島の弱点のひとつといえば医療機関の少なさですが、宮古島には医療機関が充実しています。総合病院だけでも4施設があり、小児科や産婦人科系の診療所もそろっているため、いざというときには的確な医療を受けられます。

宮古島の移住定住等支援制度

宮古島への移住を希望する人に向けて、宮古島市では移住・仕事・子育て・その他の支援を実施しています。条件を満たした場合、宮古島に移住・定住しやすくなりますから、支援制度の詳細もチェックしておきましょう。

①移住支援

宮古島市では保育士が不足傾向にあり、市外在住保育士に対して、渡航費や転入費などの費用に助成金を交付しています。保育士資格を保有しており、宮古島市に転入後、認可保育施設等に就労すると、補助金として最大10万円を受け取れる制度です。

②仕事の支援

宮古島に移住する人に向けた仕事の支援サービスも活用しましょう。宮古島市の公式HPでは、求職者向けの情報を頻繁に更新しています。

また宮古島市内には「ハローワーク宮古」があるほか、職業訓練も実施しており、未経験者向けの仕事を見つけられる可能性もあります。

③子育ての支援

宮古島市では、未就学児から中学生までの子どもを育てている人を対象に「こども医療費助成」を実施中です。

また、出産祝い金の支給も行っており、出産予定日の1年前から宮古島市に住んでいる人を対象に最大5万円が支給されます。

④その他の支援

宮古島市には、市独自の「保育士対象移住体験ツアー」を実施した実績があります。今後も同様のツアーやイベントが開催される可能性があるため、参加を希望する人は宮古島市のHPを確認してみてはいかがでしょうか。

宮古島に移住するときの注意点

宮古島の街

宮古島への移住を決断する前に、いくつかの注意点やデメリットも確認しておきましょう。これらの欠点を知らずに移住すると「失敗した」と感じてしまうかもしれません。

<宮古島に移住するときの注意点>

  • 離島のため物価が高い傾向にある
  • 塩害を受けやすい
  • 沖縄以外から移住する場合は時間の感覚にも要注意
  • 賃貸物件の品薄状態が続いている

離島のため物価が高い傾向にある

宮古島は離島であり、食料品などを仕入れるときには輸送費がかかります。そのため、本州と比較すると物価が高めです。

また、インターネットなどでショッピングをする場合も追加の配送料が請求される場合があるほか、商品到着までにかかる日数も長くなりがちです。

塩害を受けやすい

宮古島は海に囲まれているため、海水や潮風による塩害にも注意しなければなりません。とくに無防備になりがちな自動車は塩害を受けやすいため、ガレージに格納したり、さび止めの加工をしたりといった対策が必要です。

沖縄以外から移住する場合は時間の感覚にも要注意

沖縄の時間の感覚は、その他の地域とはやや異なります。大らかな性格の方も多いため、約束の時間に遅れたり、打ち合わせや会議が定刻どおりに始まらなかったりすることもあります。

これは「ウチナータイム」と呼ばれる独自の文化で、県外から移住する人は慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

賃貸物件の品薄状態が続いている

宮古島ではリゾート開発が急速に進んでいる影響もあり、住まい探しが難しい状態が続いています。中古住宅だけでなく、賃貸物件も品薄な状態で、簡単には住まいが見つかりません。

移住を希望する場合は、まず不動産会社への問い合わせを行い、住まいを確保できるか確認しましょう。

まとめ

宮古島は移住先としても人気が高く、移住後の生活をブログにつづる人や、現地の様子を発信するYouTuberなども増えてきました。宮古島には離島ならではの魅力がある一方、デメリット・注意点もあるので、それぞれを確認したうえで宮古島移住が自分に適しているのかを検討しましょう。

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