気候
2023年08月13日

宮古島の台風シーズンはいつ?発生した場合の注意点や対処法をご紹介



美しい海や豊かな自然が魅力的な宮古島は、沖縄からさらに南西300km 離れた場所にある離島です。毎年多くの観光客が訪れる宮古島は、海水浴やマリンアクティビティが楽しめる夏の旅行がとくに人気です。しかし、夏場には台風が接近する可能性があるので、充分に注意しなければいけません。

今回は、宮古島の具体的な台風シーズンや旅行中に台風が来たときの注意点、台風がきたときにすべきことを紹介していきます。

宮古島の台風の特徴

宮古島の台風は、初夏である6月から10月にかけて発生しやすいといわれています、とくに7〜9月は台風が接近しやすく、台風の影響を受けることも多いでしょう。お盆休みや夏休みなどのハイシーズンと重なるため、台風がこないことを祈って旅行を計画する人も多いのではないでしょうか。

宮古島の台風は勢力が強く、本州の台風よりも雨や風の勢いが格段に違うといわれています。実際、2019年に発生した台風13号 は島内に猛烈な雨風をもたらし、車が横転したり電柱が倒れたりするほどの大きな被害をもたらしました。

台風の進路や勢力は毎年異なるものの、島に上陸すると観光ができないほどの被害になってしまいます。台風シーズンの旅行計画を立てる際は、台風の情報にも注意が必要です。

旅行中に台風が発生した場合の注意点

天候の悪い海沿い

宮古島への旅行中に台風が発生した場合、自分や家族の安全を守るために以下の4つのポイントに注意しましょう。

  • 海に近づかない
  • なるべくホテルから外出しない
  • 食料を確保しておく
  • 充電関係を済ませておく

海に近づかない

台風が接近すると海面の気圧が下がりうねりが起こるため、波が通常よりもはるかに高くなります。海に入っていなくても、海が砂浜や磯を駆け上がり体が引きずられてしまう危険性もあるため、台風が発生したら海に近づくのは絶対にやめましょう。

海水浴やマリンアクティビティはもちろん、陸からの釣りも危険です。海岸に近づくことすら危ないので、「宮古島の台風ってどれくらいの威力があるのだろう…」と興味本位に様子を見に行くことも控えましょう。

なるべくホテルから外出しない

台風が直撃した場合は、車の横転や電柱などの倒壊の危険性もあるため、海だけでなく町の中も危険です。宮古島は勾配が少なく平坦な島なので、海からの風をダイレクトに受けるため、島内に吹き付ける風が非常に強くなります。

事故に巻き込まれないためにも、台風が直撃したらなるべくホテルに閉じこもりましょう。宮古島には、建物内にもジムやスパがあるホテルもあります。台風シーズンの宮古島への観光は、もしものことを考えて施設内で楽しむことができるホテルを選ぶのもオススメです。

食料を確保しておく

台風が直撃するとこまめに外に出るのは難しいため、食料や水を備蓄しておくことが大切です。ホテルにレストランがある場合も、台風時はインフラの不備やスタッフが出勤できないなどの理由から、閉まる可能性があります。

宮古島には商店やスーパー、コンビニなどがあるため、1〜2日分ほどの食料を確保しておくと安心です。ただし、宮古島の商店・スーパー・コンビニの数には限りがあるため、必要以上の買い占めは避けましょう。

充電関係を済ませておく

宮古島に台風が上陸すると、停電になる可能性も高いです。実際、2019年に発生した台風13号 では約2万戸以上の建物が停電しました。宿泊しているホテルで停電が起こると、エアコンや冷蔵庫はもちろん携帯電話の充電もできなくなります。そのような場合に備えて、携帯電話を充電したりモバイルバッテリーを用意したりなど事前に準備をしておきましょう。

旅行前に台風が発覚した場合の対処法

フライトの欠航

台風は、3~5日ごろ前からある程度の進路や威力が予想されます。もしも旅行前に台風が発覚した場合、以下のことをおこなうことが重要です。

  • 飛行機の欠航状況を確認する
  • 宿泊先のキャンセルポリシーを確認する
  • アクティビティの確認をする
  • レンタカーを確認する

飛行機の欠航状況を確認する

まずは、宮古島行きの飛行機のフライト状況を確認しましょう。宮古島に台風が上陸する場合、基本的に飛行機は運行しません。台風により飛行機が欠航すると、返金対応か振替便かのどちらかを受けることが一般的です。振替便を利用すると、台風が過ぎた後に予定を組み直すことが可能です。

ただし、台風がきているからといって自己都合でキャンセルしてしまうと、通常のキャンセル料がかかってしまいます。台風が原因の欠航は運行日の1〜3日前ほどで決まるケースが多いので、それまではあらゆるケースに備えて準備しておきましょう。

宿泊先のキャンセルポリシーを確認する

宿泊先のキャンセルポリシーは宿によって異なります。台風がくることがわかった時点で、天候不良によるキャンセルができるのかを確認しておきましょう。一般的には、飛行機が決行した場合は宿のキャンセル料がかからないといわれています。ただし、そのルールもホテルによってさまざまなので、一度確認しておくのが安心です。

旅行中に台風が来るかもしれない場合は、ホテルに閉じこもることを想定して施設内で楽しめるホテルを選ぶのもオススメです。ジムやスパなどがあれば、外出しなくても宮古島旅行を楽しむことができますよ。ただし、停電したりスタッフが来られなくなったりした場合は、そのような施設が使えなくなることも頭に入れておきましょう。

アクティビティの確認をする

宮古島では、シュノーケリングやサップなどのマリンアクティビティが人気です。台風が来た場合このようなツアーは基本的に開催されないため、宿やホテルと同じくキャンセルする必要があります。

アクティビティもホテル同様、飛行機が欠航するとキャンセル料がかからないことが多いです。さらにマリンアクティビティの多くが、海が荒れている場合は無料でキャンセルできます。不安な場合は、予約時に確認しておきましょう。

レンタカーを確認する

宮古島旅行に欠かせないレンタカーも、事前にキャンセルしておきましょう。こちらもホテルと同じように飛行機が欠航になったら、基本的にキャンセル料はかかりません。

宮古島観光を全力で応援するパニパニレンタカーも、台風時のキャンセル料は無料です。 万が一、台風が原因で期日どおりに返せなくても、延長料金はかかりませんので、安心してご利用ください。

台風が過ぎた後の宮古島での楽しみ方

シュノーケリング

旅行中に台風がきてしまうと、せっかく予定していたプランがすべて潰れてしまって残念な気持ちになってしまいますよね。しかし、台風が過ぎるといつも以上に宮古島を堪能できるかもしれません。台風が過ぎるまではホテルでおとなしく待機して、完全に過ぎ去ったらさまざまなアクティビティを体験してみてください。

  • ビーチコーミング
  • シュノーケリング
  • スキューバダイビング

ビーチコーミング

ビーチコーミングとは、海岸や浜辺に打ち上げられた漂着物を収集したり観察したりすることです。台風が通過した後は、海岸にたくさんの貝殻やサンゴが打ち上げられます。珍しい貝殻やシーグラス、魚の骨などが打ち上がる可能性があるため、ビーチコーミングは台風の後に最適です。

白い砂浜の中を歩いているだけで、宮古島らしさを堪能できること間違いありません。拾った貝殻やサンゴは、お土産がてら持って帰ることもできますよ。部屋に飾っておくだけで、旅の思い出をいつでも見返すことができます。

シュノーケリング

台風の後の海は水の中がかき回されて、にごりが少なく透明度が高くなります。普段から宮古島の海は透明度が高いですが、さらにクリアになるためサンゴや魚がいつもよりはっきり見えるでしょう。

ただし、台風が過ぎたばかりの海は、まだ波が高かったり風が強かったりするので、シュノーケリングには向きません。台風が通過してから2〜3日すると海が穏やかになるため、そのタイミングがシュノーケリングの狙い目です。

スキューバダイビング

シュノーケリング同様、風や波が落ち着いていたらスキューバダイビングもオススメです。透明度が高い海で、宮古ブルーの世界を体感できます。ただし、台風後の海は水温が下がる傾向 があります。夏だからと過信しないで、ウェットスーツなどを着用してダイビングを楽しみましょう。

まとめ

宮古島は多くの観光客に人気のあるリゾート地ですが、本州以上に台風の影響を受ける可能性があります。旅行中に台風が接近した場合、食料やインフラの確保をおこない、なるべくホテルから外出しないよう気をつけましょう。様子を見たいからといって、決して海に近づいてはいけません。

宮古島のシーズンと台風の時期は被ってしまうため、万が一台風がきたときのことを考えて旅行計画を立てることが大切です。台風により旅行をキャンセルする場合は、飛行機や宿泊場所、アクティビティやレンタカーすべてを忘れずにキャンセルしましょう。レンタカー会社のパニパニレンタカーは、台風が原因の場合キャンセル料はかかりません。 気候が変わりやすい台風シーズンの旅行でも、安心してご利用いただけます。