レンタカー
2024年10月21日

ペーパードライバーがいきなり運転しても大丈夫?事前の練習方法なども解説

初心者マークをつける様子

旅行で車が必要になったときなど、ペーパードライバーの方が運転の必要に迫られるケースがあります。いきなり運転するのが不安な方の場合、どのように練習すると不安を解消できるのでしょうか?レンタカー会社を選ぶポイントなども交えながら、解説します。

ペーパードライバーの定義とは

ペーパードライバーとは、運転免許証を持っているにも関わらず、運転をしない人のことです。運転の頻度について、具体的な定義はありません。日ごろはあまり運転する機会がなく、いきなり運転することに不安を抱えている場合は、ご自身のことをペーパードライバーだと考えると良いでしょう。

ペーパードライバーの事故率はベテランと比べて1.5倍も高い

財団法人交通事故総合分析センターが、1995年に交通事故に関するデータを発表しています。

これによると、免許取得から1年未満のドライバーが「運転操作不適」「信号無視」により人身事故を起こす確率は、免許取得後10年以上のベテランと比べて1.5倍も高い状態です。そのため、ペーパードライバーがいきなり運転するリスクは、高いといえるでしょう。

ペーパードライバーでいきなり運転するのが不安な場合の練習方法

運転の練習をする女性

いきなり運転するのが不安な場合は、以下の方法で事前に運転を練習してみましょう。運転の感覚が身につくことで、自信を持ちやすくなり、ペーパードライバーからの脱却もできます。

<ペーパードライバーでいきなり運転するのが不安な場合の練習方法>

  • 教習所でペーパードライバー講習を受講する
  • 専門のスクールに出張レッスンを依頼する
  • 自宅の周辺をドライブして運転感覚を養う
  • 運転経験が豊富な人に同乗してもらう
  • 助手席に座って実戦感覚を養う

一つずつ解説していきます。

教習所でペーパードライバー講習を受講する

自動車教習所では、ペーパードライバーの方に向けて「ペーパードライバー講習」を行っています。教習所に設置された場内のコースから運転を始められるうえ、プロの教官に運転をチェックしてもらえるため、安心でしょう。また、教習所によっては、学科講習をあわせて受講することも可能です。

専門のスクールに出張レッスンを依頼する

ペーパードライバー専門のスクールが近くにある場合、出張レッスンを受講できます。専門の指導員が出張するため、忙しくて教習所に通えない方はスクールの利用を検討しましょう。教習所のレッスンとは違い、自宅の周辺など、頻繁に運転する場所をドライブできることもメリットです。

自宅の周辺をドライブして運転感覚を養う

土地勘があり、疲れたらすぐ帰宅できる自宅の周辺をドライブして、運転に慣れる方法も有効です。早朝や夜間なら交通量が減り、プレッシャーを感じずに運転しやすいでしょう。

運転経験が豊富な人に同乗してもらう

教習所やスクールを利用するよりも気軽に練習したい場合は、運転経験が豊富な人に同乗してもらい、コーチ役を務めてもらう方法もおすすめできます。家族や友人に同乗してもらえば、初対面の人の指導を受けるよりも緊張しにくいでしょう。費用を節約しやすいことも、メリットです。

助手席に座って実戦感覚を養う

運転が得意な人の助手席に座り、運転の様子を見ながら実戦経験を養う方法です。そのほかの方法とは違い、自分自身でいきなり運転をする必要がありません。発進の手順を確認したり、標識を覚えているかチェックしたり、適切な車間距離を確かめたりなど、座っているだけでも実戦感覚を養えます。

ペーパードライバーがいきなり運転すると巻き込まれやすいトラブルの例

止まれの標識

ペーパードライバーがいきなる運転すると、以下のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。3つのポイントに不安を感じている場合は、いきなり長距離の運転をせず、事前に練習しておきましょう。

<ペーパードライバーがいきなり運転すると巻き込まれやすいトラブルの例>

  • 駐車場で思ったように駐車できない
  • 標識を正しく判断できない
  • 高速道路の合流に恐怖を感じる

一つずつ解説していきます。

駐車場で思ったように駐車できない

特に混雑している駐車場に、思ったように駐車できない場合があります。運転をミスすると、隣の車に傷を付ける恐れがあるため、注意しましょう。駐車の練習をするときは、バックミラーとサイドミラーを見ながら周囲の状況を確認したり、窓を開けてスペースを見たりすると、コツをつかみやすくなります。

標識を正しく判断できない

運転から長く離れていると、昔は覚えていた標識を忘れてしまっているかもしれません。特に「一時停止」「一方通行」といった標識を見落とすと、人身事故につながる恐れもあります。インターネットや本を見て、いきなり運転するよりも前に、標識の内容とルールを復習しておきましょう。

高速道路の合流に恐怖を感じる

高速道路の合流は、運転に慣れている方でも難しく感じることがあります。上手に合流するコツは、本線上を走る車の位置と速度を確認し、自分の入る場所を決めて、緩やかな角度で合流することです。死角が生じやすいため、ミラーも確認しながら合流しましょう。

ペーパードライバーがレンタカーをいきなり運転するときのポイント

初心者マークの車が走る様子

旅行先の移動手段としてレンタカーを利用するために、久しぶりの運転を計画しているペーパードライバーの方も多いでしょう。レンタカーをいきなり運転するときのポイントは、次の3つです。

<ペーパードライバーがレンタカーをいきなり運転するときのポイント>

  • 地元の交通事情に詳しいレンタカー会社を利用する
  • 以前乗ったことのあるメーカーのレンタカーを借りる
  • 万一に備えられるように保証が充実したレンタカー会社を利用する

一つずつ解説していきます。

地元の交通事情に詳しいレンタカー会社を利用する

運転する地域によっては、独自のローカルルールが設けられている場合があります。たとえば沖縄県の場合、「信号が赤に変わる直前に急ブレーキをかけない」といった暗黙の了解や、沖縄にしかない「シーサー標識」の存在により、初めて運転する方は混乱するかもしれません。

そのため、地元の交通事情に詳しいレンタカー会社を利用しましょう。ドライブの前に、レンタカー会社のスタッフにローカルルールを確認しておくと、安心して走りやすくなります。

以前乗ったことのあるメーカーのレンタカーを借りる

車種によって運転の感覚が変わるため、普段から乗り慣れている車種と同じ車を借りて運転できると、安心です。同一車種が見つからなくても、普段トヨタに乗っている場合はトヨタ車、日産なら日産車とメーカーをあわせるだけでも、運転のしやすさは格段に上がるでしょう。

万一に備えられるように保証が充実したレンタカー会社を利用する

万一の事故やトラブルに備えて、保証が充実したレンタカー会社を利用することが重要です。運転中の事故や故障に現地で対応してくれる「ロードサービス」や、故障・修理が必要になった際にレンタカー会社に支払う補償料が免除される「NOC」は、特に重要な保証になります。

まとめ

ペーパードライバーの方で、いきなり運転するのが不安な場合は、教習所や専門のサービスを利用して運転の練習をしましょう。レンタカーを運転する場合は、地元の交通事情に詳しい会社や、保証が充実した会社を選ぶのがポイントです。

PaniPaniレンタカーは、宮古島に密着した地元に詳しいレンタカー会社です。ロードサービスやNOCを付帯した保証もご用意しており、万一の際も冷静にご対応いただけます。ペーパードライバーの方も、安心して当店をご利用ください。