アクテビティ
2023年08月01日

エリア別・宮古島のダイビングスポット10選!魅力の理由や注意点も紹介

宮古ブルーと呼ばれるエメラルドグリーンの海が美しい宮古島は、きれいな海でおこなうさまざまなマリンアクティビティが有名です。なかでも多くの観光客からの人気を集めているのが、海の中の世界を全身で体感できるダイビングです。

宮古島は島すべてがダイビングスポットであるほど、地形に恵まれた島だといわれています。今回は、宮古島でのオススメダイビングスポットや宮古島でのダイビングが魅力的な理由、注意点について紹介していきます。

宮古島ではダイビングがオススメ

宮古島は、世界中のダイバーも注目するほどの日本屈指のダイビングスポットです。宮古島の海がダイビングに適している理由のひとつが、豊富な地形です。日本最大級のサンゴ礁が集まるエリアや洞窟エリア、砂地や沈船ポイントなど、ダイバーを興奮させるさまざまなダイビングスポットが50以上も点在しています。

さらに宮古島の海には生き物も多く、キンギョハナダイの群集やロウジンアジのアーチ、マンタなどさまざまな生き物に遭遇できるかもしれません。透明度も非常に高いので本州では味わえない海の世界を体感できますよ。

ダイビングとは?

そもそもダイビングとは、海の中に潜るマリンアクティビティです。水面を泳ぐシュノーケリングとは違い、全身が完全に海の中に入ります。海の中で呼吸をするために、酸素が入ったタンクを背負って潜るのが、スキューバダイビングです。ラインセンスがなくても12mまでは潜ることができ、海の中で息をしながらゆったりと散歩ができます。

スキューバダイビングとは異なる種類のダイビングが、タンクを背負わないスキンダイビングです。自分の息が続く限り海の中に潜ることができるスキンダイビングは、フリーダイビングという名でスポーツ競技としても知られています。今回は、誰でも気軽に楽しめるスキューバダイビングについて重点的に紹介していきます。

宮古島でダイビングをおこなう注意点

宮古島でダイビングをおこなう際は、以下の3つに気をつけましょう。

  • 狙ったポイントに行けない可能性もある
  • 飛行機に乗る日はダイビングを避ける
  • サンゴや海洋生物には触らない

狙ったポイントに行けない可能性もある

今回は10つのダイビングスポットを紹介しますが、行けるポイントは風向きによって大きく変わります。風上でダイビングをするのは危険なため、体験ダイビングでは断られる可能性が高いからです。ただし宮古島には50以上ものポイントがあるため、たとえ目当てのところに行けなくても素晴らしい景色を見ることができますよ。

飛行機に乗る日はダイビングを避ける

飛行機に乗る日にダイビングをおこなうと、減圧症が発生してしまうかもしれません。減圧症とは、体の中の窒素が気圧の低下によって気泡をつくる状態のことです。

ダイビング中に吸う空気が体に残ったまま飛行機に乗ると、その中の窒素が膨張し気泡になります。気泡ができる場所によっては、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすリスクにつながります。体の窒素が抜けるには最低12時間以上が必要だといわれているため、飛行機に乗る当日のダイビングは避けましょう。

サンゴや海洋生物には触らない

サンゴは軽く触れるだけでもその部分が傷ついてしまう、非常にデリケートな生き物です。成長スピードも遅いため、一度死んでしまうと復活するのに莫大な時間を要します。近年ではサンゴの数が減少し、一部のサンゴは絶滅危惧種に指定されています。むやみにサンゴに触れるのは絶対に避けましょう。

サンゴだけでなく、海洋生物にもデリケートなものは多いです。さらに、海の中には毒をもっている生き物や攻撃してくる危険な生き物がいるので、ダイビング中は何にも触れないように注意が必要です。

宮古島のダイビングスポット10選

宮古島には、ダイビングスポットが50以上もあるといわれています。今回はその中でもとくにオススメな10のダイビングスポットをエリア別に紹介します。

八重干瀬(やびじ)エリア

宮古島の北部・池間島の北側にある八重干瀬(やびじ)は、日本最大級のサンゴ礁が集まるスポットです。八重干瀬(やびじ)はシュノーケリングでも楽しむことができますが、海の中に潜ると豊富なサンゴを間近で見ることができますよ。そんな八重干瀬(やびじ)エリアでオススメのダイビングスポットは以下の3つです。

■ホワイトシティ

八重干瀬(やびじ)エリアの中間にある、真っ白な砂地が特徴のポイントです。宮古ブルーの青い海に白い砂浜、カラフルな魚が集まる空間は、宮古島らしさを感じられること間違いありません。水深が浅いので太陽の光もたくさん入り、きれいな写真を撮ることができますよ。

■イフ

オールブルーとも呼ばれるイフは、青色の海がとくにきれいに見えるといわれるポイントです。岩のような大きなリーフがあり、さまざまな魚が暮らしています。タイミングが合えば、ウミガメに出会えるかもしれません。

■プロビデンス

八重干瀬(やびじ)エリアの一番北側にあるポイントです。サンゴ礁はもちろん魚の群れにも高確率で遭遇しやすく、ナポレオンなどの大きな魚に出会えるかもしれません。流れが速いため、参加するツアーによっては初心者にはオススメしていないこともあります。

伊良部島・下地島エリア

宮古島の西側にある伊良部島・下地島エリアは、変わった地形が世界的にも有名なダイビングポイントです。宮古島のダイビングエリアの中でも、伊良部島・下地島エリアにはとくにたくさんのスポットが集まっています。そんな伊良部島・下地島エリアの中でとくにオススメのポイントは、以下の3つです。

■Wアーチ

名前の通り2つのアーチがあるWアーチは、水深が18mまでの初心者でも比較的行きやすいダイビングスポットです。ハート型になった空洞もあり、空洞の中を通り抜けながら潜ることができます。アーチを結ぶトンネルの中では、暗闇を好むエビやヤシガニの姿を見ることができますよ

■沈船イラブ

宮古島では珍しい、沈船があるポイントです。沈船イラブの船は大きく、内部を探索することもできます。透明度はほかのポイントと比べるとそこまでよくないですが、ダイビングでしか見ることのできない沈船に目を奪われること間違いなしですよ。

■魔王の宮殿

宮古島のダイビングスポットの中でも、とくに人気なのが魔王の宮殿です。サンゴ礁の下に3つの部屋があり、部屋同士を行き来することも可能です。それぞれの部屋にはきれいな光が差し込み、まるで異世界に吸い込まれたような感覚に陥るでしょう。水深は25mなので、ライセンスが必要なファンダイブで潜ることができます。

宮古島東海岸エリア

宮古島本島の東海岸は、夏にオススメのダイビングエリアです。一部のダイビングショップしか使わないので、東海岸にお目当てのスポットがある場合は、事前に確認しておきましょう。宮古島東海岸のオススメスポットは以下の2つです。

■エンジェルケーブ

全長20mの洞窟であるエンジェルケーブは、太陽の光がカーテンのように差し込む姿が人気のポイントです。光の色は海況によって日々異なるため、何度潜っても毎回違う姿を見せてくれます。圧巻の光景を前に、ほかのダイバーと逸れてしまわないよう気をつけましょう。

■ロックⅡ

さまざまな魚の群れを観察できるダイビングスポットです。タイミングがよければ、アジやマグロなどの回遊魚の姿も見ることができます。宮古島の中でも、とくに魚影が濃いポイントとされています。

宮古島南海岸エリア

宮古島南海岸エリアは、冷たい北風が吹く冬の時期にオススメのエリアです。そんな南海岸での人気スポットは以下の2つです。

■七又アーチ

南海岸のスポットの中でとくに人気が高いのが、複数の穴と柱が点在する七又アーチです。このような地形は世界中の海でも珍しく、多くのダイバーを魅了しています。水深は10mと浅いため、心ゆくまでポイントを楽しめるのも魅力のひとつです。

■牛さんありがとう

宮古島には、いくつかの「牛さん」シリーズのダイビングスポットがあります。そのひとつである牛さんありがとうは、岩の間を通ったり沖のドロップオフ沿いを潜ったり、宮古島ならではの地形を全身で味わえるポイントです。洞窟から差し込む光が美しく、透明度が高いためきれいな宮古ブルーの海を体感できます。

まとめ

世界的にも地形が珍しい宮古島は、多くのダイバーから愛されるダイビングポイントとしても知られています。島内には50を超えるダイビングスポットがあり、それぞれの場所で違った景色が見られるのが魅力のひとつです。今回紹介したダイビングの注意点を参考に、宮古島でのダイビングを楽しんでください。

宮古島内にあるさまざまなダイビングスポットを巡るには、車の利用が欠かせません。宮古島のレンタカーには、宮古島観光を全力で応援するパニパニレンタカーをご利用ください。空港からの送迎サービスがあるので、時間を無駄にすることなく宮古島を楽しむことができます。