八重干瀬(ヤビジ)とは?日本最大のサンゴ礁を最大限楽しむ方法!
国内外から多くの観光客を魅了する人気のリゾートアイランドの宮古島は、美しい宮古ブルーの海と豊かな自然が魅力の島です。そんな宮古島には、八重干瀬(ヤビジ)と呼ばれる日本一を誇るサンゴ礁があるのをご存じでしょうか。
ヤビジに行くために宮古島へ訪れる人もいるほど、人気の観光スポットです。今回は、ヤビジの説明やアクセス方法、オススメのアクティビティや魅力、注意事項などを紹介していきます。
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八重干瀬(ヤビジ)とは
八重干瀬(ヤビジ)とは、宮古島北西部にある池間島に位置する、サンゴ礁が広がる美しいエリアのことです。サンゴ礁の大きさは南北に約17km・東西に約6.5km も広がり、日本の中でも最大級のサイズを誇ります。
そのサイズは宮古島全体の約10分の1にも及ぶことから、ヤビジがいかに大きいか、おわかりいただけるでしょう。
ヤビジには100以上のサンゴ礁が集まっているため、さまざまなサンゴを見られます。色とりどりのサンゴ礁の周りには美しい魚たちもたくさん集まって来るので、海中に潜れば、まるで水族館の中に入ったかのような光景を楽しめるでしょう。
その美しい景色は日本のグレートバリアリーフとも称されており、スキューバダイビングやシュノーケリングを楽しむために、国内外から多くの観光客が訪れています。
重干瀬(ヤビジ)への行き方
八重干瀬(ヤビジ)は、宮古島の北西部にある池間島から最短約5km離れたところに位置するため、船でしかアクセスできません。しかし、宮古島からヤビジへは定期便がないので、ヤビジへ行くためにはアクティビティなどの体験ツアーに参加することが必須です。
宮古島にはさまざまなアクティビティの体験ツアーがあり、ツアー会社によって出発場所が異なります。
平良港からは約40分〜1時間、池間島からは約30分でアクセスできるので、スケジュールに合わせて出発港を選びましょう。
ヤビジに行くベストシーズン
ヤビジに行くベストシーズンは、7・8月、または9・10月です。
7・8月の沖縄は夏真っ盛りで気温が高いものの、南風が心地よく吹いてくれるため、マリンアクティビティを楽しむにはピッタリな季節です。波も穏やかなため、船酔いしやすい人も7・8月なら酔いにくいでしょう。ただし、7・8月の沖縄は台風が接近しやすいので、その点のみ注意しなくてはいけません。
一方、9・10月は7・8月より気温や水温が下がるものの、台風の接近回数は大幅に減少しますし、海の透明度も上がるため、ヤビジを楽しむのにオススメの季節です。さらに、この時期は7・8月より環境客数が少ないので、ヤビジ以外の観光スポット巡りもしやすいです。
以上のことから、ヤビジへ行ってみようと考えている人は、7・8月、または9・10月のいずれかで予定を組みましょう。
八重干瀬(ヤビジ)でオススメのアクティビティ
先述のとおり、八重干瀬(ヤビジ)にたどり着くには体験ツアーへの参加が不可欠です。しかし、「どんなツアーを選ぶとヤビジを楽しめるのだろう…」とお悩みの人も多いでしょう。
そこで、この項目ではヤビジを120%楽しめるオススメのマリンアクティビティを4つ紹介します。
- シュノーケリング
- スキューバダイビング
- スキンダイビング
- スタンドアップパドル
シュノーケリング
初心者や家族連れなどに特にオススメなのが、手軽に海の中を楽しめるシュノーケリングです。
呼吸用のチューブと水中眼鏡をつけて海の中を遊泳するシュノーケリングは、資格や技術も必要なく、年齢や性別問わず誰でも楽しめるマリンアクティビティなので、気軽にヤビジを楽しめます。
ツアーによってはガイドが浮き輪で引っ張ってくれるため、小さな子どもや泳ぎが苦手な人も安心です。また、シュノーケル・マスク・フィン・ウェットスーツ・ライフジャケットは基本的に現地でレンタルできるので、手ぶらで行ってもヤビジの美しさを満喫できますよ。
スキューバダイビング
スキューバダイビングは、酸素が入ったタンクを背負って水中を潜るマリンアクティビティです。シュノーケリングより深い場所まで潜れるので、サンゴ礁や魚たちを、さらに間近で楽しめます。
資格を持っている人はファンダイビングを楽しめますが、資格がなくても体験ダイビングは行えるので、これを機会にスキューバダイビングを始めてみるのもオススメです。ダイビング前のレクチャーはもちろん、ツアー中はガイドがつきっきりで帯同してくれるため、初めての人でも問題なく楽しめますよ。
スキンダイビング
スキンダイビングとは、酸素ボンベやレギュレーターなどの器具を一切使用せず、足ひれやシュノーケルといった必要最低限の道具だけを身に着けて行う素潜りです。スキンダイビングは資格がなくても楽しめるマリンアクティビティなので、初心者でも気軽にチャレンジできます。
スキンダイビングは、魚たちと同じ目線で海中を動き回れる点が特徴です。「シュノーケリングよりも近い位置でサンゴ礁や魚たちを見てみたい」「スキューバダイビングより気軽に海へ潜りたい」という人は、ぜひスキンダイビングを体験してみましょう。
スタンドアップパドル
サップとも呼ばれるスタンドアップパドルは、大きなサーフボードの上に立ちパドルを漕ぎながら海の上を探検するマリンアクティビティです。
海に入る必要はないので、海に入らずにヤビジの景色を楽しみたい人に選ばれるアクティビティだといえます。海の中や周りの景色を楽しみながら、優雅な時間を堪能しましょう。
ヤビジは海上からでもはっきり見えるほど海水の透明度が高いので、スタンドアップパドルにはうってつけです。ツアーの中にはスタンドアップパドルとシュノーケリングを同時に楽しめる体験もあるため、ヤビジを海の上と中の両方から楽しむのもいいですね。
八重干瀬(ヤビジ)でオススメのスポット
さまざまなマリンアクティビティを楽しめる八重干瀬(ヤビジ)には、さまざまなポイントに名前が付けられています。名前が付けられているポイントは、シュノーケリングやダイビングで潜ると非常に美しい光景が広がっているので、マリンアクティビティを楽しむ際は、ぜひ訪れてみましょう! 中でもオススメのスポットは、以下の5箇所です。
- サスン
- ドゥ
- コーラルシアター
- ユラビジ
- ホワイトシティ
オススメのスポット①サスン
サスンは、ヤビジの浅瀬に広がるスポットです。ダイビングで深く潜らなくても手を伸ばせば届くような距離にサンゴ礁があるため、シュノーケリングやスタンドアップパドルで遊ぶ人も、間近にヤビジを鑑賞できます。
オススメのスポット②ドゥ
ドゥは、ヤビジで最も大きなリーフです。サンゴ礁がほかの場所より大きいため、色とりどりの魚たちが生息しています。その様はまさに人魚の世界のような、幻想的な世界です。
オススメのスポット③コーラルシアター
コーラルシアターは、水深10mの位置にあります。テーブルサンゴと枝サンゴが一面に広がる景色は、まるで夢のようです。こちらのスポットでは、青緑色のグラデーションが美しいデバスズメダイが多く生息しているため、写真スポットとしてもオススメです。
オススメのスポット④ユラビジ
ユラビジはヤビジの中で最も多くの魚が生息しているため、シュノーケリングはもちろん、ダイビングスポットとしても人気です。運がよければ、群れを成した魚たちに出会えるでしょう。
オススメのスポット⑤ホワイトシティ
ホワイトシティは、ヤビジの中間地点にあるスポットです。名前のとおり、真っ白な砂浜が広がっており、点在するサンゴの中には色とりどりの魚たちが泳いでいます。青い海と白い砂浜の中で泳ぐ魚たちは、まさに南国の象徴です。
八重干瀬(ヤビジ)での注意事項
日本最大級のサンゴ礁が広がる八重干瀬(ヤビジ)は、美しい海の世界を堪能できる宮古島屈指の観光スポットです。しかし、ヤビジで遊ぶにはいくつかの注意事項に気をつけなければいけません。
ヤビジの海を最大限楽しむための、3つの注意点を紹介します。
- 海況状況をチェックする
- サンゴに触れないよう気をつける
- 酔い止めを持参しておく
海況状況をチェックする
ヤビジだけでなく、宮古島の海で遊ぶには天候や潮汐情報のチェックが欠かせません。天候が悪ければ海が荒れやすく、特にシュノーケリングやスタンドアップパドルなどのアクティビティには悪影響を与えます。ツアーに参加する場合は中止になる可能性も高いので、事前に旅行中の天候を確認しておくことが大切です。
また、ヤビジの泳ぎやすさは季節や時間によっても異なります。オフシーズンである11〜2月も泳ぐことは可能ですが、北東の風が強くなりツアーが中止される可能性が高いです。
満潮や干潮によっても海の見え方が変わるため、見たい景色が決まっている人はツアー会社に相談してみましょう。
サンゴに触れないよう気をつける
生き物であるサンゴはデリケートであり、少しでも触れたり踏んだりすると弱ってしまい、死ぬ可能性が高まります。特にシュノーケリング中は、身体が流れてしまいサンゴをつかんだり、足場の代わりにサンゴを踏んだりする人が少なくありません。きれいなサンゴ礁の景色を守るためにも、マリンアクティビティ中は決してサンゴに触れないように注意しましょう。
自然保護だけでなく、サンゴに触れることは私たちの健康面からもオススメできません。サンゴは毒を持つ動物であり、一部のサンゴに触れると痒みが生じることもあります。マリンアクティビティの最中はサンゴを眺めることに留め、接触は控えましょう。
酔い止めを持参しておく
ヤビジへ行く際は酔い止めを持参し、船に乗る数時間前には服用しておくことがオススメです。
ヤビジへのアクセスは船しかなく、30分〜1時間ほど船に乗る必要があります。基本的にヤビジ周辺の海は穏やかですが、風が強い日やうねりがある日は波が荒れる場合もあり、船酔いしてしまうかもしれません。
せっかくヤビジへ来たのに船酔いしてしまうと、シュノーケリングやダイビングなどのアクティビティを楽しめないばかりか、その後の旅行計画もスムーズにいかなくなるので、船酔いしやすい人は注意しましょう。
まとめ
八重干瀬(ヤビジ)とは、宮古島の北西部にあるサンゴ礁が集まったエリアのことです。そのサイズは日本最大級であり、色とりどりのサンゴに多種多様な魚たちが集まり、まるでグレートバリアリーフのような絶景を楽しめます。
ヤビジへは船でしか行くことができず、定期船は出ていないため、マリンアクティビティのツアーに参加することが必須です。シュノーケリングやスキューバダイビング、スタンドアップパドルなどさまざまなアクティビティが楽しめるため、美しい海で興味があるものにチャレンジしてみましょう。
宮古島にはヤビジのほかにもさまざまな魅力があるので、短い期間の観光旅行には車の利用が欠かせません。宮古島のレンタカーには、宮古島観光を全力でサポートするパニパニレンタカーをご利用ください。