宮古島のマリンスポーツは吉野海岸がオススメ!見所や注意点は?
宮古島は、年間40万人以上 もの観光客が訪れる沖縄屈指のリゾートアイランドです。宮古島の魅力はなんといっても美しい海であり、宮古島に来たのなら海に行かないとはじまらないといっても過言ではありません。ゆったり眺めるもよし、海に入って楽しむもよし、宮古島の海にはさまざまな楽しみ方があります。
宮古島にはさまざまな美しいビーチがありますが、今回紹介するのは宮古島の東側にある吉野海岸です。吉野海岸の基本情報や見所、観光の際の注意点や周辺のオススメ観光スポットなどを見ていきましょう。
Contents
吉野海岸の基本情報
吉野海岸は、宮古島の城辺地区の東側にあるビーチです。砂浜は約500メートルと長く、広大なビーチでさまざまなアクティビティが楽しめます。宮古島の中でもトップクラスの透明度の高さと、ビーチの近くに広がる巨大なサンゴ礁が特徴です。
<基本情報>
住所 | 沖縄県宮古島市城辺新城15-38 |
---|---|
アクセス | 宮古空港から車で約30分 |
遊泳可能期間 | 4月~10月 ※6月~9月はハブクラゲ注意報が発令されるため要注意 |
営業時間 | 8:30〜18:00 |
設備 | ・売店 ・トイレ ・シャワー ・更衣室 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | 500円(駐車場からビーチまでのシャトルバス代・シャワー代込み) |
駐車場からビーチまでは坂道が続いていますが、駐車料金を支払うと駐車場からビーチまでのシャトルバスに乗車できるため、楽に移動できます。ただし、ビーチまで迎えにきてもらう際には電話連絡が必要なので、吉野海岸へ行く際は、携帯電話を必ず持参しましょう。
吉野海岸の魅力
多くの観光客が訪れる吉野海岸には、以下のような魅力があります。
- シュノーケリングの名スポット
- ビーチの近くまでサンゴ礁がある
- 宮古島の海の中でも透明度が高い
- 波が穏やか
- ウミガメの産卵を見ることも
シュノーケリングの名スポット
宮古島にはさまざまなビーチがありますが、ビーチによってはサンゴや魚がいなかったり、遠浅すぎて潜れなかったりと、シュノーケリング向きではないビーチもあります。その点、吉野海岸は潜りやすいうえにビーチの近くまでサンゴ礁があり、魚も多く泳いでいるので、宮古島内でも屈指のシュノーケリングスポットとして人気のある場所です。
吉野海岸では、まるで水槽の中にいるかのように、さまざまな魚に出会えます。ニモでお馴染みのカクレクマノミやナンヨウハギ、青のカラーが美しいデバスズメダイなど、色とりどりの魚がところ狭しと泳いでいます。たくさんの魚に出会いたい人は、吉野海岸でのシュノーケリングが非常にオススメです。
ビーチの近くまでサンゴ礁がある
ビーチによっては、海の沖まで泳がないとサンゴに会えないところもあります。しかし吉野海岸のサンゴ礁は、波打ち際のすぐ近くまでサンゴ礁があるのが特徴です。泳がなくてもサンゴ礁や魚を見られるので、子ども連れのファミリーも安心して遊べます。
宮古島の海の中でも透明度が高い
吉野海岸の透明度は、宮古島の中でもトップクラスを誇るほどの高さです。水の中に入らなくてもサンゴや魚を見ることができ、水の中に入れば遠くの景色まで見渡せます。
吉野海岸はいつ来ても美しい海を楽しめますが、太陽が出ているときに潜ると、水中で日光が反射してキラキラ光るので、より幻想的で美しい景色を楽しめますよ。
波が穏やか
サンゴ礁には、魚たちの住み処だけでなく、海の荒波を和らげる防波堤の役割もあります。そのため、吉野海岸はほかの海と比べると比較的波が穏やかで、子ども連れのファミリーや海水浴が初めての人でも安心して楽しめます。
また、ほかのビーチでは波が高くて危険でも、吉野海岸では波が荒れていないケースが多いので、いつでも遊びやすいといった点も特徴です。
ウミガメの産卵を見ることも
吉野海岸は、ウミガメの産卵場所としても有名です。ウミガメの産卵は5月初旬から8月下旬の夜間 に行われるため、明け方には孵化したばかりの子ガメと遭遇するかもしれません。
しかし、産卵前のウミガメは非常に警戒心が強く、驚くと産卵をやめて海に戻ってしまうこともあります。そのため、ウミガメの産卵時期にはウミガメに近づかず驚かさず、静かに見守りましょう。もちろん、ウミガメの卵を触ったり取ったりすることもNGです。
吉野海岸を観光する際の注意点
多くの魅力あふれる吉野海岸ですが、観光する際は以下のポイントに注意しましょう。
- 公共交通機関では行きにくい
- 駐車場にお金がかかる
- シュノーケリングは満潮時に
- 魚にエサをあげない
- サンゴの上では立たない
公共交通機関では行きにくい
吉野海岸は、宮古空港から約20km 、宮古島の繁華街からは約22km 離れたところに位置するビーチです。車があれば30分前後でアクセスできますが、車がないと40分 ほどバスに揺られ、バス停から20分 ほど歩かなければいけません。
バスの本数も多いわけではないので、吉野海岸へ行く際は、公共交通機関ではなく車の利用がオススメです。
駐車場にお金がかかる
宮古島には駐車場が無料のビーチが多いですが、吉野海岸は車を停めるのにお金がかかります。ただし、駐車場代を支払うとシャワーと更衣室が無料で使用でき、駐車場からビーチの間をシャトルバスで送迎できるといった特典もあります。
魚にエサをあげない
吉野海岸には魚が多いですが、魚をおびき寄せるためにエサをあげる行為は絶対に避けましょう。人間がエサを与えることで魚の生態系が壊れてしまい、将来的に魚の数が減ってしまうからです。もしエサをあげている観光客がいても、真似することは絶対に避けてください。
サンゴの上では立たない
サンゴ礁が美しい吉野海岸ですが、サンゴの白化がどんどん続いている問題もあります。理由のひとつが、サンゴが壊れてサンゴが死んでしまうからです。サンゴは繊細な生き物なので、触ったり踏んだりしただけで死んでしまいます。
シュノーケリングの途中で苦しくなったりシュノーケルに水が入ったりすると、水の中で立ち上がりたくなる場合もあるでしょう。しかし、サンゴの上に立つとサンゴが死んでしまうため、サンゴの上には絶対に立たないでください。
シュノーケリングは満潮時に
吉野海岸は、干潮時になるとサンゴ礁が海面から出るほど浅くなります。サンゴをフィンでぶつけたり踏んだりする可能性が高くなるので、干潮時にシュノーケリングをするのはオススメしません。干潮時は浅瀬での水遊びや美しい景色を眺めるだけに留め、満潮時にシュノーケリングを楽しみましょう。
潮の満ち引きのタイミングは、季節や時間によって毎日異なります。シュノーケリングをしたい場合は事前に気象庁が発表している潮位表をチェックし、その時間に合わせて吉野海岸に訪れてください。
吉野海岸周辺のオススメスポット3選
吉野海岸の周辺には、さまざまな観光スポットがあります。オススメのスポットを3つ紹介するので、道中にぜひ訪れてみてください。
東平安名崎
東平安名崎は、宮古島でも人気が高い景勝地のひとつです。植物に覆われた舗装路を進むと、宮古ブルーの海や白亜の灯台などが見えます。灯台には登ることもでき、まっすぐに伸びる地平線を望めますよ。タイミングが合えば、海から昇る朝日を見ることもできます。
宮古島海宝館
さまざまなお土産の販売や、世界各国の貝の展示、海を一望できるレストランが入っている複合施設です。貝細工体験なども楽しむことができ、家族や恋人、友人同士の思い出づくりができるでしょう。
新城海岸
新庄海岸は、宮古島の中でも特にウミガメと遭遇できる可能性の高いビーチです。吉野海岸ほど魚は多くありませんが、どうしてもウミガメと泳いでみたいという人は新庄海岸がオススメです。
まとめ
宮古島の城辺地区に位置する吉野海岸は、広大なサンゴ礁と豊富な種類の魚が特徴的で、特にシュノーケリングにオススメのビーチです。宮古島の海の中でもトップクラスで透明度が高く、海に入らずとも色とりどりの海の世界を見て楽しめます。
サンゴや魚が多い吉野海岸ですが、魚にエサをあげたりサンゴを踏んだりといった行為はやめましょう。また、ウミガメの産卵場所としても知られていますが、ウミガメや卵に触るのはNGです。
吉野海岸は公共交通機関では行きにくいため、車でアクセスするのがオススメです。車を使うことで、今回紹介した周辺スポットにも気軽に立ち寄ることが可能です。宮古島のレンタカーには、宮古島観光を全力でサポートするパニパニレンタカーをぜひご利用ください。