宮古島でウミガメを見るなら新城海岸!アクセスや魅力・注意点は?
宮古島は、年間40万人以上の観光客が訪れる人気のリゾート観光地です。宮古島最大の魅力は透明度が高く宮古ブルーが美しい海で、海を目的に宮古島へ訪れる人も少なくありません。宮古島にはさまざまなビーチが点在しており、それぞれのビーチは違った個性をもっています。
今回紹介するのは、宮古島の東側に位置する新城(あらぐす)海岸です。新城海岸の基本情報や魅力、観光の際の注意点や周辺のオススメ観光スポットについて紹介します。
Contents
新城海岸の基本情報
新城海岸は、宮古島の東側・城辺地区の北側に位置する天然ビーチです。遠浅の海が特徴で、穏やかな海でゆったりと美しい海を体感することができます。サンゴ礁も点在しているので、潮が満ちているタイミングではシュノーケリングも楽しめます。
<基本情報>
住所 | 宮古島市城辺字新城 |
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アクセス | 宮古空港から車で約30分 |
営業時間 | 24時間(自己管理が必要) |
設備 | ・トイレ ・シャワー ・売店(シーズン中のみ) ・レンタル(シーズン中のみ) |
使用料 | 無料 |
駐車場 | 無料 |
無料の駐車場があり、シャワーやトイレも完備なのでふらりと訪れることが可能です。シーズン中はシュノーケリンググッズのレンタルがあり、無料で使い方のレクチャーを受けることもできます。
新城海岸の魅力
宮古島の中でも人気の高い新城海岸は、以下のような魅力をもつビーチです。
- ウミガメに出会える確率が高い
- 遠浅なので家族連れでも安心
- シュノーケリングのスポットとしても有名
- さまざまな楽しみ方ができる
- 手ぶらでも楽しめる
ウミガメに出会える確率が高い
宮古島にはウミガメが産卵をおこなっている場所もあるほど、多くのウミガメが生息している場所です。ほかの場所よりも一緒に泳げる確率が高い宮古島の中で、とくにウミガメと出会いやすいのが新城海岸です。
ウミガメは人間と同じ肺呼吸のため、20分に一度は息継ぎのために水面にやってきます。タイミングが合えば息継ぎの瞬間のウミガメに遭遇でき、一緒に写真を撮ることも可能です。宮古島でウミガメに遭遇しやすい時間は満潮付近だといわれているため、潮が満ち引きするタイミングを把握しておきましょう。
遠浅なので家族連れでも安心
新城海岸の海は遠浅なので、泳ぐのが苦手な人や子ども連れの家族でも安心して遊ぶことができます。基本的に波も穏やかなので、まるでプールで遊んでいるかのように宮古ブルーの海を堪能できますよ。透明度が非常に高い海なので、顔を水に入れなくても上から魚を観察することも可能です。
シュノーケリングのスポットとしても有名
宮古島にはさまざまなビーチがありますが、場所によっては生き物がいなかったり浅すぎたりなどの理由で、シュノーケリング向きでないところも少なくありません。しかし新城海岸はサンゴや魚の数が多く、泳げる程度の水深はあるのでシュノーケリングが楽しめます。
新城海岸にはテーブルサンゴや枝サンゴの群生が広がり、その近辺には色とりどりの魚も集まっています。映画でお馴染みのカクレクマノミが生息しているほか、シュノーケリング中に餌を食べているウミガメに遭遇することもあるでしょう。
さまざまな楽しみ方ができる
新城海岸の楽しみ方はシュノーケリングだけではありません。ビーチパラソルやビーチチェア、ビーチベッドのレンタルもあるので、砂浜でゆったりすることもできます。宮古ブルーの美しい海を見ながら、宮古島の風を浴びてビーチでお昼寝なんて過ごし方も、新城海岸では可能です。
浮き輪のレンタルもあるので、シュノーケリングのように顔を濡らさずに海を堪能することもできます。思い思いの楽しみ方ができるのも、新城海岸の魅力のひとつです。
手ぶらでも楽しめる
新城海岸には「みよし屋」というパーラーがあり、シュノーケリングのフルセットや水中メガネ、箱メガネなどがレンタルできます。ビーチでのんびりくつろぐアイテムや海水パンツも借りることができるため、手ぶらで行っても宮古島の海を最大限楽しめますよ。シュノーケリングセットをレンタルすると、正しいシュノーケリングの仕方やアイテムの使い方のレクチャーを受けることもできます。
みよし屋は食事も提供しているため、一日中滞在することも可能です。宮古島名物の宮古牛を使ったカレーや宮古そばをはじめ、海の家定番の焼きそばやフライドポテトなどのメニューも豊富です。ドリンクやデザートの種類も多いので、持ち込む必要はありません。
新城海岸を観光する際の注意点
そんなたくさんの魅力をもつ新城海岸ですが、観光する際は以下の5点に気をつけましょう。
- シュノーケリングは満潮時を選ぶ
- ウミガメには触らない
- 海水浴は自己責任で
- 海の危険生物に気をつける
- サンゴをつかまない
シュノーケリングは満潮時を選ぶ
新城海岸は遠浅の海なので、干潮時になると水位が非常に浅くなります。泳ぐスペースがないほど浅くなることもあるので、干潮時のシュノーケリングはオススメしません。無理にシュノーケリングをしようとするとサンゴや砂に体が擦れて傷つく可能性があるので、浅すぎる場合は諦めて、ビーチでゆったりするのがオススメです。
ウミガメには触らない
新城海岸では高確率で出会えるウミガメですが、見つけても絶対に触ってはいけません。ウミガメは人間に触られるとストレスを感じてしまい、人間を避けやすくなります。そのため息継ぎの回数が少なくなり、最悪の場合ウミガメの肺が傷ついてしまうのです。
ウミガメは非常にデリケートなので、むやみやたらに触られるのを嫌います。絶滅危惧種にも指定されているため、見かけても決して触らず見るだけに留めましょう。近づきすぎると潮の流れやウミガメの思いがけない動きで触れてしまう恐れもあるので、遠くから観察してください。
海水浴は自己責任で
天然ビーチである新城海岸には監視員がいないため、水難事故には自分で気を配らなければいけません。遠浅の海であっても天候によっては荒れることもあるので、荒天のときは海に入らないようにしましょう。体調が悪いときも思いがけない事故が起こることもあるため、自分の体と相談することも大切です。
海の危険生物に気をつける
海にはきれいなサンゴや熱帯魚など数々の生き物が生息していますが、危険生物も存在します。宮古島の海にはハブクラゲと呼ばれる毒をもつクラゲが生息しており、刺されると激痛を感じみみずばれのような跡になります。かさが半透明のため見えにくく知らずに刺される可能性もあるので、シュノーケリングはできるだけラッシュガードやレギンスなどを着用して肌の露出を減らしましょう。
サンゴをつかまない
新城海岸には多くのサンゴがいますが、サンゴは触られるとすぐに弱って死んでしまう生き物です。シュノーケリングで思わぬ方向に向いてしまうと、ついつい目の前のサンゴをつかみたくなりますよね。しかしサンゴに触れると、サンゴを傷つけてしまうだけでなく自分の体も傷ついてしまう恐れがあるため、サンゴをつかまないよう意識しましょう。
新城海岸周辺のオススメ観光スポット3選
パーラーがある新城海岸は一日中遊ぶこともできますが、せっかく宮古島の東側へ来たならさまざまな場所に立ち寄りたいですよね。ここからは、新城海岸周辺にあるオススメの観光スポットを3つ紹介します。
東平安名崎
東平安名崎は、宮古島でもとくに人気が高い景勝地です。岬が海に突き出ているため、何にも遮られていない宮古島の海を一望できます。白亜の灯台は登ることもでき、さらに素晴らしい絶景を一望できますよ。早朝に行くと、海から昇る朝日を見ることもできます。
イムギャーマリンガーデン
新城海岸から車で18分南西に進んだ場所にあるイムギャーマリンガーデンは、天然の入り江がある海浜公園です。新城海岸とは違った雰囲気でシュノーケリングを楽しむことができ、展望台や遊歩道で宮古島を感じることもできます。宮古島のさまざまな個性をもつ海に触れたい人には、とくにオススメのスポットです。
仲原鍾乳洞
新城海岸から車で12分の場所にある仲原鍾乳洞では、実際に鍾乳洞の中に入って中を探検できます。スタッフから説明を受けることができるので、宮古島の歴史を知ることができるでしょう。パワースポットとしても人気を博している場所のひとつです。
まとめ
宮古島の東部・城辺地区に位置する新城海岸は、宮古島でも屈指のウミガメと出会える場所として有名なビーチです。遠浅な海で家族連れにも優しく、シュノーケリングを楽しむことができます。レンタル品も豊富なので、手ぶらで行けるのも魅力的ですよね。ウミガメに高確率で出会えますが、出会っても決して触らず遠くから観察しましょう。サンゴなどのほかの生物に触れるのもNGです。
宮古島の東側にある新城海岸には公共交通機関では行きにくいため、車の利用がオススメです。今回紹介した観光スポットにも、車があるとスムーズに立ち寄ることができます。宮古島のレンタカーには、宮古空港から5分の場所にあるパニパニレンタカーをぜひご利用ください。