宮古島で観光できる鍾乳洞は「仲原鍾乳洞」と「保良泉鍾乳洞」!それぞれの特徴を解説
宮古島はサンゴ礁の隆起によって誕生した歴史を持つ島で、島内にはいくつかの鍾乳洞があります。観光地として多くの人が訪れているのは「仲原鍾乳洞」と「保良泉鍾乳洞」の2種類で、どちらか、あるいは両方の観光を計画している方も多いかもしれません。
そこで今回は、仲原鍾乳洞と保良泉鍾乳洞それぞれのアクセスや楽しみ方、観光する際の注意点などを解説します。それぞれの鍾乳洞の特徴をチェックして、宮古島観光の参考にしてくださいね。
Contents
宮古島にある「仲原鍾乳洞」とは
仲原鍾乳洞(なかばりしょうにゅうどう)とは、宮古島南部にあるサンゴ礁の隆起によって誕生した鍾乳洞です。洞窟の全長は265メートルと広大で、そのうちの15メートルまでは観光ができます。
上からは植物のツルやガジュマルの枝が伸びており、神秘的な気分を味わえます。
仲原鍾乳洞へのアクセス
仲原鍾乳洞へのアクセスは次のとおりです。
【仲原鍾乳洞へのアクセス】
住所 | 沖縄県宮古島市城辺字友利1114 |
---|---|
アクセスの詳細 | 宮古島飾磨一から県道235号線を東平安名岬方面に直進 |
駐車場の有無 | あり(20台) |
看板が小さいため、見落とさないように注意してください。
仲原鍾乳洞の遊び方
鍾乳洞の中は明るく照らされ、手すりも設置されているため、小さなお子さまやお年寄りの方も安全に探検を楽しめます。広い空間は多目的スペースとして活用され、ライブイベントや婚活パーティーなども開催されているため、イベントに合わせて訪れるのもよいでしょう。
仲原鍾乳洞の探検で持っていると便利なのは手持ちのライトです。安全に歩行できるよう照明で照らされていますが、隅々までライトアップされているわけではありません。ライトがあれば見たい範囲を明るく照らし、洞窟内の細かい部分まで確認できます。
仲原鍾乳洞の注意点
仲原鍾乳洞は個人の所有物のため、営業時間外に訪れることはできません。また、入場料として大人600円、小中学生以下400円がかかります。
予約制のため、事前にオーナーと連絡を取って待ち合わせ場所を決め、オーナーの案内にしたがって現地まで移動しましょう。
宮古島にある「保良泉鍾乳洞(パンプキン鍾乳洞)」とは
保良泉鍾乳洞(ぼらがーしょうにゅうどう)は、宮古島の保良泉ビーチにある鍾乳洞です。
サンゴの隆起によって誕生した鍾乳洞としては珍しく、海中に入口があるタイプの鍾乳洞で、地元の人からは「竜宮城」、また鍾乳石の形から「パンプキン鍾乳洞」とも呼ばれています。
保良泉鍾乳洞へのアクセス
保良泉鍾乳洞は、宮古空港からレンタカーで約25分の居地にある保良泉ビーチからカヌーまたは泳ぎでアクセスします。
【保良泉鍾乳洞へのアクセス】
住所 | 沖縄県宮古島市城辺保良1139-1 |
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アクセスの詳細 | 宮古空港からレンタカーで25分の現地到着後、カヌーや泳ぎでアクセス |
駐車場の有無 | あり(20台) ※近隣の保良泉ビーチ駐車場を使用 |
入口が海中にあるため、すぐ近くには駐車場がありませんが、近隣の保良泉ビーチにある駐車場の利用が可能です。
また、保良泉鍾乳洞の観光は原則としてツアーのみの受付となるため、ツアー内容によってはホテルや空港、最寄りのバス停などへの送迎サービスを利用できる場合があります。
保良泉鍾乳洞の遊び方
保良泉鍾乳洞のシンボルは鍾乳石です。水面から浮かんでいる部分だけの直径も3メートルに達するほどの巨大な鍾乳石は、色や形がカボチャにそっくり。自然が作りだした空間であるにもかかわらず、テーマパークを散策しているかのような気分を味わえます。
願いを込めて鍾乳石から海に向かって飛び込むと、願いが叶うという言い伝えもあります。一般的な住宅の2階に相当する高さから飛び込むため勇気が必要ですが、ガイドによる先導も受けられるため、思い切ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
保良泉鍾乳洞の注意点
保良泉鍾乳洞は、2022年に沖縄県によって「保良泉クバクンダイ鍾乳洞保全利用協定」に認定されました。これは「希少かつ美しい鍾乳洞を守ること」を目的とした協定で、協定を締結した事業者による先導を受けなければ、保良泉鍾乳洞への立ち入りができません。
また、協定事業者による先導を受けている際も、カヤックやSUPの使用、洞窟内の画像・動画の撮影は禁止されています。さらに、洞窟内に入場できる人数は1日あたり80人までに制限されているため、宮古島を訪れる際は早めにツアーへの参加を申し込みましょう。
宮古島観光では「仲原鍾乳洞」と「保良泉鍾乳洞」のどちらに行くべき?
まずは仲原鍾乳洞と保良泉鍾乳洞の概要を整理します。
【仲原鍾乳洞と保良泉鍾乳洞の概要】
仲原鍾乳洞 | 保良泉鍾乳洞 | |
---|---|---|
住所 | 沖縄県宮古島市城辺字友利1114 | 沖縄県宮古島市城辺保良1139-1 |
アクセス | 宮古空港よりレンタカーで30分 | 宮古空港よりレンタカーで25分 |
入場料 | 600円 | 個人での観光は不可 |
営業時間 | 11:00~17:00 | ツアーの時間により異なる |
定休日 | 不定休 | 不定休 |
仲原鍾乳洞は陸上、保良泉鍾乳洞は海中にある鍾乳洞で、それぞれ特徴が大きく異なります。
比較的歩行がしやすく初心者に向いているのが仲原鍾乳洞、体を動かしながら探検している気分を味わいやすいのが保良泉鍾乳洞です。どんな遊び方がしたいかによって、訪れる鍾乳洞を決めてもよいでしょう。
また、仲原鍾乳洞から保良泉鍾乳洞までの距離は約6.4キロで、レンタカーを使った場合の所要時間は15分程度です。どちらの鍾乳洞も気になるという場合は、鍾乳洞のハシゴもおすすめします。
宮古島の鍾乳洞を観光する際はレンタカーの利用がおすすめ!
宮古島で鍾乳洞を観光する際はレンタカーを利用しましょう。レンタカーをおすすめする理由は次の3つです。
- レンタカーがあれば鍾乳洞をハシゴできる
- 探索に使う道具を持ち運びやすい
- 鍾乳洞に向かう路線バスは本数が少ない
レンタカーがあれば鍾乳洞をハシゴできる
仲原鍾乳洞から保良泉鍾乳洞までの距離は6キロ以上あり、徒歩でハシゴするのは困難です。レンタカーを利用すれば15分程度で行き来でき、2つの鍾乳洞を効率よく観光できます。
探索に使う道具を持ち運びやすい
公共交通機関を利用する場合、バス停から現地まで多くの荷物を持ち運ばなければならず、鍾乳洞に着くまでに疲れてしまうかもしれません。レンタカーなら道具を収納するスペースがたっぷりあり、鍾乳洞に隣接する駐車場まで楽に持ち運べます。
鍾乳洞に向かう路線バスは本数が少ない
宮古島から鍾乳洞に向かう路線バスは少ないです。たとえば宮古島随一の繁華街・西里大通に近い「共栄車庫」から、仲原鍾乳洞最寄りの「仲原」に向かうバスは、1日5便しかありません。効率よく宮古島を観光するためにも、レンタカーの利用がおすすめです。
まとめ
宮古島には「仲原鍾乳洞」「保良泉鍾乳洞」という2つの有名な鍾乳洞があります。それぞれ持ち味が異なるため、自分に合った鍾乳洞を訪れてみてはいかがでしょうか。
宮古島観光で鍾乳洞に向かう際はレンタカーをご利用ください。PaniPaniレンタカーでは、多種多彩な車両とオプションをご用意しています。営業所から空港への送迎も行っており、鍾乳洞探索で疲れてしまったとしても、安全に空港へ移動していただけます。