レンタカー
2024年08月09日

車中泊は危険って本当?注意すべきリスクや快適に過ごす方法をご紹介

車中泊は危険? リスクや快適な過ごし方を紹介

旅行先の滞在費を節約したり、宿泊先を見つけられなかったりした場合、マイカーやレンタカーを利用した車中泊を選択する方が多いです。しかし、車中泊にはたくさんの危険が潜んでいるため、注意しなければなりません。

この記事では、車中泊が危険と言われる理由や、車中泊の危険を回避する方法について解説します。また、車中泊を快適に行うために便利なアイテムもご紹介するので、車中泊を予定している方は参考にしてみてください。

車中泊が危険と言われる5つの理由

運転席で仮眠をとる女性

車中泊が危険と言われる理由は、主に以下の5点です。さまざまな種類の危険を伴うため、車中泊をする前に、どのようなリスクがあるのかを確認しておきましょう。

<車中泊が危険と言われる5つの理由>

  • ①エコノミークラス症候群を引き起こすリスクがある
  • ②エンジンのかけっぱなしで一酸化炭素中毒を起こす可能性がある
  • ③熱中症や凍死など気候に関するリスクがある
  • ④車上荒らしに遭う恐れがある
  • ⑤傾斜に停車しているときに発進してしまう場合がある

一つずつ解説していきます。

①エコノミークラス症候群を引き起こすリスクがある

車中泊で特に注意したいのは、エコノミークラス症候群です。エコノミークラス症候群とは、血流の滞りが原因で生じた血栓が心臓や肺に流れる病気で、症状が重いと死に至る恐れもあります。狭い車内で長時間を過ごしていると発症するリスクがあるため、注意しなければなりません。

②エンジンのかけっぱなしで一酸化炭素中毒を起こす可能性がある

エンジンをかけっぱなしにしていると、何らかの原因により車内に排気ガスが流れ込み、一酸化炭素中毒を引き起こす可能性があります。最悪の場合は窒息死する危険があるほか、重度の後遺症となる可能性もあるため、警戒しなければなりません。

③熱中症や凍死など気候に関するリスクがある

気候に関するリスクも、車中泊が危険と言われる理由の一つです。夏場の車内温度は40度以上に達する場合もあり、熱中症のリスクに注意しなければなりません。また、積雪地帯などで冬場を過ごす場合は、凍死するリスクもあります。

④車上荒らしに遭う恐れがある

車上荒らしに遭う恐れがあるなど、防犯面に関する危険があることも意識するべきでしょう。財布などが車の外から見える状態で寝ていると、窃盗や強盗の被害に遭う恐れがあります。また、特に女性が1人で車中泊をする場合は、性犯罪のリスクがあることにも注意しなければなりません。

⑤傾斜に停車しているときに発進してしまう場合がある

傾斜のある場所に停車して車中泊をする場合、停車中に車が突然発進してしまう危険性もあります。寝ているタイミングで車が動いてしまうと、すぐにブレーキを踏めずに大きな事故につながる恐れがあるため、停車する場所にも注意が必要です。

車中泊の危険を回避する方法

車中泊をする様子

車中泊の危険を回避する方法として、以下の5点を意識しましょう。

<車中泊の危険を回避する方法>

  • 平坦で安全な場所を選んで車中泊をする
  • レンタカーで車中泊をする場合はフルフラットにできる車種を選ぶ
  • エンジンを切っておく
  • ドアはしっかりとロックする
  • 熱中症対策を必ず行う

それぞれのポイントを詳しく解説します。

平坦で安全な場所を選んで車中泊をする

車中泊をする場合は、安全な場所を選んで停車することが鉄則です。次のような条件を満たす場所なら、安心して車中泊をしやすいでしょう。

<車中泊に適した場所>

  • 車が急に動かない平坦な場所
  • 一定の人通りがあり、明るい場所
  • 近くにトイレがある場所

こういった場所を選ぶと、事故や犯罪被害に巻き込まれにくく、便利です。

レンタカーで車中泊をする場合はフルフラットにできる車種を選ぶ

レンタカーを利用する場合は、フルフラットにできる車種を選ぶことがポイントです。フルフラットなら、シートをベッドのように使って脚を伸ばせるため、エコノミークラス症候群を回避しやすくなります。しっかりと体を休められるので、翌日も快適に運転しやすいでしょう。

エンジンを切っておく

一酸化炭素中毒を引き起こすリスクがあるため、エンジンは切る必要があります。夜間はエンジン音が響きやすいため、マナーを守るためにも、エンジンを切った状態で車中泊することをおすすめします。

ドアはしっかりとロックする

万一の犯罪被害に備えて、ドアはしっかりとロックしましょう。ドアが簡単に開いてしまうと、就寝中に窃盗などの犯罪被害に遭いやすくなります。すべてのドアをロックしておけば、万が一ドアに手をかけられたとしても、被害を予防できる可能性が高いです。

熱中症対策を必ず行う

エンジンを切った後は、車内のエアコンを使えなくなります。また、犯罪予防の観点から、就寝時に窓を開けっぱなしにすることもおすすめできません。この後にご紹介する便利なアイテムも活用しながら、熱中症対策を必ず行いましょう。

車中泊を快適に行うために便利なアイテム5選

ポータブル充電

車中泊の危険を減らし、快適に過ごすために便利なアイテムを5つご紹介します。

<車中泊を快適に行うために便利なアイテム5選>

  • ①サンシェード…直射日光を避けられ、目隠しにもなる
  • ②ポータブル電源…エンジンを切っても電気を使える
  • ③クーラーボックス…飲み物の冷たさをキープできる
  • ④扇風機…熱中症や寝苦しさを予防しやすい
  • ⑤スピーカー…旅行気分を盛り上げられる

ドライブの前に購入することを検討しましょう。

①サンシェード…直射日光を避けられ、目隠しにもなる

サンシェードは窓を覆うようにして使うアイテムで、車内に注ぎ込まれる直射日光を避けられます。取り付けると、車内温度の上昇を防ぎやすいほか、目隠しにもなるため便利です。

②ポータブル電源…エンジンを切っても電気を使える

ポータブル電源は、コンセントやソーラーパネルを通して充電し、蓄電器として使用できるアイテムです。エンジンを切った後も扇風機を動かしたり、スマホを充電したりできます。

③クーラーボックス…飲み物の冷たさをキープできる

夏場に一つは用意しておきたいのが、クーラーボックスです。保冷効果を保てるため、飲み物を冷やした状態で維持しやすく、熱中症対策に役立ちます。魚釣りなどにも併用できるため、便利です。

④扇風機…熱中症や寝苦しさを予防しやすい

夏場に車中泊をする場合や、宮古島などの暑い地域を訪れる際は、持ち運びができる扇風機を用意しておきましょう。電池式の扇風機やポータブル電源と併せて使うと、熱中症や寝苦しさを予防できます。

⑤スピーカー…旅行気分を盛り上げられる

スピーカーがあると、好きな音楽やラジオなどをつけられるため、旅行気分が盛り上がります。また、交通情報なども取得しやすくなるため、便利です。

まとめ

車中泊には、エコノミークラス症候群や熱中症、犯罪被害などの危険性があります。フルフラットにできる車種を選んだり、熱中症対策ができるアイテムを利用したり、安全な場所に停車したりして、できるだけ危険を排除しましょう。

PaniPaniレンタカーでは、車中泊に適した広い車種も多数ご用意しております。スピーカーなどのオプションもそろえているため、快適な車中泊が可能です。また、当店は地元密着型のレンタカー会社で、地元の事情に詳しいため、安全に停車できる場所などについてもアドバイスさせていただきます。