気候
2023年09月04日

10月の宮古島は隠れた人気シーズン!魅力やオススメの楽しみ方とは?


 エメラルドブルーに輝く美しい海が魅力の宮古島は、毎年多くの観光客が賑わうリゾートアイランドです。日本の南の島でもある宮古島は、夏がベストシーズンだと思う人も多いでしょう。しかし、実は10月も隠れた人気のシーズンだということをご存じでしょうか。

今回は、10月の宮古島の特徴や魅力、オススメの過ごし方や開催されるイベントについて紹介します。宮古島旅行の時期を悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

10月の宮古島の特徴

宮古島に旅行する前に、気候や服装を知っておきましょう。

天気・気温・水温

10月と聞くと、肌寒く感じる時間が長く秋本番の季節というイメージをもつ人が多いでしょう。しかし、宮古島の10月の気候は、本州と大きく異なります。

<10月の宮古島の降水量・日照時間>

降水量 157.9mm
日照時間 151.9時間

梅雨シーズンである5月の平均降水量は222.3mm、台風シーズンである9月の平均降水量は259.3mmのため、比較的雨が少ないことがわかります。1日の日照時間が10分に満たない不照日数は2.8日で、ほとんど毎日太陽を見ることができるでしょう。

<10月の宮古島の気温>

  宮古島 東京
平均気温 25.5℃ 18.0℃
最高気温 27.8℃ 22.0℃
最低気温 23.8℃ 14.8℃

東京の気温と比較するとそれぞれ5.9〜9.0℃もの差があり、10月の宮古島がいかに暖かいかがわかるでしょう。30℃を超える真夏日はほとんどないため、夏とは違い過ごしやすい気温で観光できます。

<10月の宮古島の水温>

宮古島 沖縄本島 東京
約26.5〜29℃ 約26.5〜28.5℃ 約22~24.5℃

沖縄本島とはあまり水温が変わりませんが、東京と比べると水温の差は一目瞭然です。水温が25℃を超えると水着でも肌寒さを感じないため、宮古島では10月でも十分海水浴を楽しむことができます。

オススメの服装

平均気温が25℃を超える宮古島は、日中は半袖でも問題なく過ごすことができます。ただし、天気の悪いや早朝・夜間は肌寒く感じることもあるでしょう。半袖の上に、シャツや薄手のパーカーなどの羽織りものがあると安心です。

10月の宮古島観光がオススメの理由

10月の宮古島観光が隠れた人気シーズンといわれる理由には、以下の3つが挙げられます。

  • まだまだ海遊びを楽しめる
  • 台風の心配が少ない
  • 観光客の数が落ち着く

まだまだ海遊びを楽しめる

先述のとおり10月の宮古島の水温は25℃を超えるため、水着一枚で海に入ることができます。本州では10月に水着で海に入れるところはほとんどないため、まだまだ夏を楽しみたい人にはとくにオススメの時期だといえます。ただし、気温は真夏日を下回るため、ビーチでのんびりする際は羽織りなどを用意して寒さ対策をおこないましょう。

台風の心配が少ない

宮古島の台風は本州よりも勢力が強く、旅行中に接近すると外出ができずせっかくの旅行が台なしになってしまいます。台風が宮古島に接近するシーズンは7〜9月のため、10月は台風の心配をせずに旅行を楽しむことができますよ。

観光客の数が落ち着く

学生の夏休みやシルバーウィークが終わる10月は、観光客の数が落ち着きはじめるシーズンです。ハイシーズンの宮古島は観光スポットに多くの人が集まりますが、10月は人混みを気にせず観光ができるでしょう。行列ができやすい有名店も、並ばずに入れるかもしれません。

10月の宮古島観光にオススメの楽しみ方

まだまだ夏真っ盛りの10月の宮古島では、とくに5つの楽しみ方がオススメです。

  • シュノーケリング
  • シーカヤック
  • スタンドアップパドル
  • 海釣り
  • ナイトツアー

シュノーケリング

シュノーケリングは、宮古島の海を全身で体感できるマリンアクティビティです。宮古島にはたくさんのシュノーケリングポイントがありますが、とくにオススメなのが池間島にある日本最大級のサンゴ礁が集まる八重干瀬(やびじ)です。

八重干瀬(やびじ)は宮古島でも非常に人気のスポットですが、観光客が少なくなっている10月はゆったりとシュノーケリングができるでしょう。基本的にツアーでしか行くことができないので、事前に予約をしておきましょう。

シーカヤック

海の上でおこなうマリンアクティビティは、実は真夏よりも10月の方がオススメです。なぜなら、真夏のマリンアクティビティは直射日光を浴び続けてしまうからです。宮古島の真夏の日差しは非常に強く、すぐに体力が奪われてしまいます。10月は暖かいものの真夏よりは太陽の光が優しいため、気持ちよくシーカヤックを楽しむことができますよ。

スタンドアップパドル

シーカヤック同様、サップと呼ばれるスタンドアップパドルも海の上でおこなうアクティビティのため、真夏よりも10月がオススメです。観光客も少ないため、広々と海の上を散歩することができるでしょう。ゆったりと宮古島の風を全身で感じることができますよ。

海釣り

豊かな漁場である宮古島は、海釣りも人気のアクティビティのひとつです。夏の釣りは紫外線と熱中症が心配ですが、10月は心地よく釣りができるでしょう。水温が高い宮古島では、本州では釣れないような魚が釣れることもありますよ。サヨリやミーバイ、マグロなどさまざまな種類の魚が釣れます。

ナイトツアー

宮古島は、海だけでなく豊かな自然も魅力のひとつです。とくに亜熱帯特有の生物や星空などは、夜に見ることができます。そんな宮古島の魅力を堪能するには、ナイトツアーがオススメです。プロのガイドがスポットを教えてくれるので、安心して夜の宮古島を楽しむことができます。

ナイトツアーは基本的に通年おこなわれていますが、暑くもなく寒くもない10月がとくにオススメです。ナイトツアーで人気のヤシガニは10月に繁殖期を迎えるため、陸だけでなく砂浜の上でも見ることができるかもしれません。星空鑑賞では、秋の大四辺形やカシオペア座、アンドロメダ座をきれいに見ることができます。

10月の宮古島で開催されるイベント

旅行の楽しみのひとつが、地域の文化や歴史が楽しめるお祭りなどのイベントではないでしょうか。宮古島でもさまざまなイベントが開催され、10月には以下の3つのイベントが楽しめます。観光のひとつとして、ぜひ地元の人々と一緒に参加してみましょう。

島尻地区のパーントゥ

パーントゥとは、宮古島独自でおこなわれる厄祓いの伝統行事です。仮面をつけて泥を塗った神様であるパーントゥが集落内を練り歩き、参加した人に泥を塗ることで悪霊を祓います。ユネスコの無形文化遺産にも登録されているため、10月に宮古島に訪れた際は一目見てみてはいかがでしょうか。開催時期は直前まで公表されないため、タイミングが合えばチャンスです。

なりやまあやぐまつり

「なりやまあやぐ」とは、宮古民謡の代表的な曲です。なりやまあやぐまつりはその継承を目的としたイベントで、発祥地である友利のイムギャーマリンガーデンで開催されます。出演者が伝統的な民謡を歌い、出来栄えを競うコンテスト形式のイベントです。宮古島の伝統を感じることができ、忘れられない宮古島の思い出を作ることができるでしょう。

伊良部トーガニまつり

宮古島の伊良部島の伝統民謡である「伊良部トーガニ」を歌って競うイベントです。イベントのはじまりには伊良部島の子どもたちによる伊良部トーガニの合唱もおこなわれ、子どもからお年寄りまで参加する島の一大イベントです。三味線の合わせて歌われる伊良部トーガニは、声量や音程、発声や情感が審査されます。なりやまあやぐまつりと同様、宮古島の伝統的な文化を肌で感じることができます。

まとめ

10月の宮古島は、暖かさや気候、人の少なさから観光にオススメの隠れた人気シーズンです。本州よりも暖かく海にも水着で入れるため、さまざまなマリンアクティビティにもうってつけです。伝統的なイベントも開催されるため、朝から夜まで宮古島を堪能できますよ。


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