グルメ
2023年04月08日

宮古島といえばマンゴー!人気の理由や本場ならではのメニューを紹介



沖縄本島よりもさらに西に離れた場所に位置する宮古島は、国内外から多くの観光客が訪れる人気のリゾート地です。そんな宮古島へ観光する人は、海水浴やマリンスポーツなどのアクティビティはもちろん、宮古島でしか食べられないグルメが目当ての人も多いでしょう。

宮古島のグルメと聞いて、多くの人が思い浮かべるのがマンゴーではないでしょうか。今回は、宮古島の名産品でもあるマンゴーについて、宮古島マンゴーのおいしさの秘密や歴史、マンゴーを使ったメニューや有名なお店などを紹介していきます。

宮古島のマンゴーの特徴

マンゴーの栽培

マンゴーは濃いオレンジ色が特徴のフルーツです。特有の香りと濃厚な甘みをもち、世界三大美果 のひとつとされています。代表的な南国フルーツであり、世界的に見るとインドやインドネシア、メキシコ などの暖かい国で生産されています。

日本でも自生しているマンゴーですが、日本国内で生産されるおよそ50%は沖縄県で栽培されています。そしてなんと、沖縄県でNo.1 の生産量を誇るのが、宮古島なんです。マンゴーの旬である6〜8月は、宮古島のさまざまな場所でマンゴーが収穫されています。

宮古島は、サンゴ礁が隆起して作られた島です。古いサンゴ礁の中にはミネラルが豊富な琉球石灰岩が含まれており、土壌がアルカリ性になるためマンゴーの栽培に適しています。さらに日差しが強く気候も暖かいため、宮古島はマンゴーの栽培に最適な条件を備えているのです。

マンゴー栽培の条件がそろっている宮古島では非常に糖度が高くフルーティーなマンゴーを育てることができ、今では日本全国に出荷されています。宮古島産のマンゴーは手小夜業で丁寧に収穫されているため、キズや痛みが少なく品質が高いともいわれています。

マンゴーの栽培方法

宮古島のマンゴーは、主に樹上で栽培されます。樹上で栽培するのは、長い日照時間と風通しなど、果実が熟しやすい環境が整っているためです。樹上で栽培することで実が地面に接触することが少なくなり、傷つきやすさが軽減されるメリットもあります。

宮古島のマンゴーは比較的大きな果実が多く、色は黄色がかったオレンジ色をしています。果肉は濃厚で甘みが強く、独特な香りがあるのが特徴です。宮古島のマンゴーの収穫には、ハサミは使いません。一つひとつの実を袋で包み完熟させ、自然に落ちるのを待つ収穫方法が採用されています。

宮古島のマンゴーの歴史

宮古島にマンゴーが栽培されるようになったのは、明治中期頃 からだといわれています。当初は失敗が重なりわずかしか生産できませんでしたが、ハワイから複数の品種が導入され、そこからさまざまな品種が栽培されています。1970年代からは本格的なマンゴー栽培がはじまり、今や日本の半分の生産量シェアを誇るまでになりました。

マンゴーを使った宮古島グルメ

マンゴアイスや島バナナアイス、黒糖アイス

宮古島には、マンゴーを使ったさまざまなグルメがあります。生のマンゴーも十分おいしいですが、宮古島へ訪れた際は、ぜひマンゴースイーツも食べてみてください。マンゴーを使った代表的なスイーツ・料理には、以下のものが挙げられます。

  • マンゴーパフェ
  • マンゴーアイスケーキ
  • マンゴープリン
  • マンゴージュース
  • マンゴーチーズケーキ
  • マンゴーカレー

マンゴーパフェ

「フレッシュなマンゴーも食べたいし、スイーツの甘みもほしい!」という欲張り派の人にオススメなのが、宮古島のマンゴーをふんだんに使ったマンゴーパフェです。フルーツの甘さと酸味がバランスよく調和し、さわやかで濃厚な味わいが楽しめます。

お店によっても異なりますが、宮古島の多くお店ではたっぷりのマンゴーにアイスやクリームが組み合わさっています。マンゴーだけをかじるのもよし、クリームにつけて食べるのもよし、お好きな食べ方で楽しみましょう。

マンゴーアイスクリーム

宮古島の採れたマンゴーを使ったアイスクリームは、濃厚な味わいで人気です。マンゴーの果肉が入ったソフトクリームタイプやマンゴーの風味が贅沢なマンゴージェラートなどさまざまな種類があるので、お腹が痛くならない程度に食べ比べてみるのもオススメです。

マンゴープリン

マンゴーの濃厚な甘みが堪能できるマンゴープリンは、つるんとしたゼリーのような食感が夏場も食べやすいスイーツです。お店の中で食べるのはもちろん、冷凍で保存することもできるので、お土産として持ち帰ると喜ばれること間違いありません。お店によっては、果肉がたっぷりと乗ったマンゴープリンもあります。

マンゴーチーズケーキ

さっぱりとしたスイーツが好きな人には、マンゴーチーズケーキがオススメです。マンゴーの甘酸っぱさがチーズケーキに合わさることで口当たりがよくなり、甘みと酸味のハーモニーが絶品です。宮古島のカフェや洋菓子店などさまざまな場所で、手作りのマンゴーチーズケーキが味わえます。

マンゴーカレー

宮古島では、マンゴーはスイーツだけでなく、料理にも使われることをご存じでしょうか。辛さと甘さのバランスが絶妙で、マンゴーの甘みがスパイスと相性よく、まろやかな味わいになっています。お店によっては辛さを調整できる唐辛子が用意されているところもあるので、甘いカレーが苦手な人は少しずつ辛味を足してみましょう。

マンゴーが食べられるお店

マンゴーパフェ

宮古島でマンゴーを堪能するなら、以下のお店がオススメです。

ユートピアファーム宮古島

敷地内で育てられた南国フルーツのほか、ハイビスカスやブーケンビリアなどの南国の植物を年中見ることができる観光農園です。施設内にはカフェも併設されており、マンゴーをはじめとするさまざまなフルーツを使ったスイーツを食べることができます。生のマンゴーも食べられるので、宮古島で新鮮なマンゴーを食べたい人はぜひ訪れてみてください。

住所 沖縄県宮古島市上野字宮国1714-2
アクセス 宮古空港から車で約10分
営業時間 10:00〜17:00(最終受付16:30)
日曜定休
駐車場 あり

すくばりテラス

マンゴー農園の横に併設されたマンゴー専門店で、農園で採れた濃厚でおいしいマンゴースイーツが堪能できます。上記で紹介したスイーツ以外にも、マンゴージャムを使ったスイーツやマンゴーティーといったメニューも豊富です。実際に栽培されているマンゴーを見ながら、絶品のマンゴースイーツを食べる贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

住所 沖縄県宮古島市平良東仲宗根添1210-1
アクセス 宮古空港から車で約7分
営業時間 【4〜10月】10:00〜18:00(L.O. 17:30)
【11〜3月】10:00〜17:00(L.O. 16:30)
火曜定休
駐車場 あり

楽園の果実

来間島にある楽園の果実は、宮古島の農家産が直営するレストランです。有機栽培のフルーツや新鮮な野菜を使った料理などを味わえます。収穫時期に合わせてメニューが変わり、マンゴーの旬の時期である6〜8月は、品種が違うマンゴーを食べ比べるセットや、夏の20日間しか提供されない珍しいマンゴーを味わえるメニューもあります。

住所 沖縄県宮古島市下地来間476-1
アクセス 宮古空港から車で約16分
営業時間 10:00〜18:00(L.O. 17:30)
定休日なし(2023年3月まで)
駐車場 あり

まとめ

日本のマンゴーの半分以上が沖縄・宮古島で生産されているほど、宮古島はマンゴーに精通している島です。宮古島の独特な風土や気候が甘みと旨みを凝縮させ、濃厚な味わいのマンゴーになっています。宮古島のマンゴーを使ったグルメも多数あるので、生はもちろん、マンゴースイーツ・料理も食べてみてくださいね。

今回紹介したマンゴー料理が食べられる3つのお店はどれも距離があり、公共交通機関でいくのはオススメしません。宮古島を効率的に巡るには、車での移動が必須です。宮古島のレンタカーには、宮古島観光を全力でサポートするパニパニレンタカーをご利用ください。車を使って、さまざまなマンゴーを味わいましょう。