車のエンジンがかからないのに電気がつくのはなぜ?万一の際の対処法をご紹介
運転をしようと車に乗り込んだときに、車のエンジンがかからないと困ってしまいます。故障かと思いきや、電気はつくという状況に見舞われ、何が原因でトラブルになっているのか混乱してしまう方も多いでしょう。そこでこの記事では、車のエンジンがかからない原因や、その状況で電気がつくのはなぜなのかを解説します。
Contents
車のエンジンがかからないのに電気がつく場合の主な原因
車のエンジンがかからない一方で、電気がつくというトラブルは珍しいものではありません。原因として考えられるのは、以下の8つです。レンタカーなど乗り慣れていない車種に乗っている場合、初歩的なミスが原因となっている場合もあるため、まずは落ち着いて原因を探りましょう。
<車のエンジンがかからないのに電気がつく原因>
- AT車の場合はシフトポジションを誤っている可能性がある
- クラッチペダルを踏んでいない
- ハンドルロックがかかっている
- ガソリンが切れている
- セルモーターが故障している
- オルタネーターが故障している
- ヒューズに異常が発生している
- 電子キーに異常が発生している
それぞれを具体的に見ていきましょう。
AT車の場合はシフトポジションを誤っている可能性がある
AT車でありがちな原因が、シフトポジションの誤りです。安全装置により「P」または「N」にシフトポジションを設定していなければ、エンジンがかからないため注意しましょう。AT車かつ電気がつく場合は、まずシフトポジションに誤りがないか確認しましょう。
クラッチペダルを踏んでいない
マニュアル車の場合、クラッチペダルを踏み込まなければエンジンが動きません。また、AT車のなかには、ブレーキを踏んでいなければ、エンジンがかからない車種もあります。乗った経験のない車種を運転する場合は、操作方法を誤っていないか確認することも大切です。
ハンドルロックがかかっている
車種によって、ハンドルロックがかかっている状態ではエンジンがかかりません。この場合も、車にトラブルが起きているわけではないため、電気はつくのにエンジンがかからないという状況が起こります。キーを回しながらハンドルを揺らし、ハンドルロックを解除できるか試しましょう。
ガソリンが切れている
ガソリンが切れているとエンジンがかからないため、運転ができません。初歩的なトラブルですが、長期間車を運転していなかった場合などに起こりがちなトラブルです。ガソリンランプを確認して、ガス欠が起きていないかどうか、念のためチェックしましょう。
セルモーターが故障している
エンジン系統の故障でまず考えられるのは、セルモーターの故障です。セルモーターとは、エンジンを始動するために不可欠な部品であり、劣化などにより故障するとエンジンがかからなくなります。セルモーターの故障は自分で修理できないため、プロに修理を依頼しましょう。
オルタネーターが故障している
オルタネーターとは、電気系統に向けて電力を供給する部品のひとつです。オルタネーターが故障すると、バッテリーを充電できなくなるため、最終的にはエンジンがかからなくなります。セルモーターの故障と同様に、オルタネーターもプロに依頼しなければ修理ができません。
ヒューズに異常が発生している
断線などが原因で、ヒューズに異常が発生している場合も、エンジンがかからなくなる場合があります。ヒューズの状態はヒューズボックスを見ると確認できるため、断線が見つかった場合は、マニュアルを確認しながら交換しましょう。
電子キーに異常が発生している
新しい車種の大半には、電子キー(スマートキー)が搭載されています。電子キーに電池切れなどの異常が発生していると、エンジンがかからない場合があるため、注意しましょう。電池を交換しても復旧しない場合は、スペアキーを使って改善できるか試してみてください。
車のエンジンがかからないのに電気がつくトラブルを予防する方法
車のエンジンがかからない一方、電気がつくといったトラブルを予防する方法は、以下の3つです。
<車のエンジンがかからないのに電気がつくトラブルを予防する方法>
- 定期点検を行ってバッテリー上がりを防ぐ
- 電気系統に異常がないか定期点検を行う
- 長期間にわたり運転しない場合はガソリンタンクを空にする
それぞれを具体的に見ていきましょう。
定期点検を行ってバッテリー上がりを防ぐ
エンジンが不具合を起こす原因として多いのが、バッテリー上がりです。バッテリーが劣化して電力を供給できなくなると、車のエンジンは動きません。バッテリーの状態は電圧を測定するとわかるため、定期点検を行い、電圧に異常がないかこまめに確認しましょう。
電気系統に異常がないか定期点検を行う
セルモーターやオルタネーターの故障など、電気系統の異常がないかどうかも定期点検で確認してください。ヒューズや電子キーのトラブルの場合は、ヒューズの交換や電子キーの電池交換といった方法を用いることにより、自力で改善できる可能性があります。
長期間にわたり運転しない場合はガソリンタンクを空にする
ガソリンは長期間放置すると劣化することがあり、電気系統の異常を招く原因になります。しばらく運転する予定がない場合は、ガソリンタンクを空にしておきましょう。
車の電気はつくのにエンジンがかからない場合の対処法
車の電気はつくのにエンジンがかからない場合は、慌てずに以下の方法で対処しましょう。バッテリー上がりなど軽いトラブルが原因の場合、すぐに症状を改善できる可能性があります。
<車の電気はつくのにエンジンがかからない場合の対処法>
- ロードサービスに連絡する
- 近くのガソリンスタンドでバッテリーを充電する
- 近くの整備工場で修理を受ける
それぞれを具体的に見ていきましょう。
ロードサービスに連絡する
車に関するトラブルの発生時に頼りになるのは、ロードサービスです。24時間365日、どこにいてもトラブルに対応してくれるため、まずはロードサービスに連絡して事情を伝えましょう。会員の場合、原則として料金は無料です。
近くのガソリンスタンドでバッテリーを充電する
一部のガソリンスタンドでは、バッテリーの充電・交換のサービスに応じています。ただし、基本的にはガソリンスタンドにバッテリーを持ち込む必要があるため、ガソリンスタンドとの距離が近い場合に有効な対策です。
近くの整備工場で修理を受ける
近くに整備工場がある場合は、その場で点検や修理に対応してもらえる場合があります。ただし、原則として出張サービスは行っていないため、自分で車を押したり、家族や友人の車にけん引してもらったりしなければなりません。
まとめ
車のエンジンがかからないのに、電気がつく原因はさまざまです。まずは初歩的なミスを犯していないか、念のために確認しましょう。特に問題が見られない場合は、電気系統にトラブルが起きている可能性があります。
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