バッテリー上がりでやってはいけないこととは?素早く直す対処法もご紹介
自動車やバイクに関連するトラブルの中でも、特に警戒が必要なものといえばバッテリー上がりです。バッテリー上がりはいつどこで起こるのか予測しにくく、バッテリーが上がるとその場から動けなくなってしまいます。
それでは、もしも突然バッテリー上がりが発生したら、どのような対処法でピンチを脱すると良いのでしょうか。バッテリー上がりを起こしたときにやってはいけないことや、未然に防ぐためのポイントをご紹介します。
Contents
バッテリー上がりでやってはいけないこと
バッテリー上がりが起こるとつい慌ててしまうものですよね。しかし誤った方法で対処すると、故障を拡大させたり、怪我をしたりするリスクがあるため要注意です。以下の4点について、なぜやってはいけないのかを解説します。
<バッテリー上がりでやってはいけないこと>
- そのままの状態で放置する
- エンジンを繰り返しかけようとする
- 正しい対処法を知る前に直そうとする
- 充電してすぐに電装品を使う
そのままの状態で放置する
バッテリー上がりを起こした後、そのままの状態で放置するのはNGです。
バッテリーは自然放電するため、長く放置すればするほどバッテリーの電圧が下がります。これによりバッテリーが劣化した場合、満充電時の充電量が減り、さらにバッテリー上がりを起こしやすくなるのです。
エンジンを繰り返しかけようとする
バッテリーが上がった状態でエンジンを繰り返しかけようとすると、その度にセルモーターが作動します。セルモーターは大量の電力を消耗するパーツなので、バッテリーに負荷がかかり、劣化させるため要注意です。
エンジンをかけるときにまったく反応しない場合や、カチカチ音がする場合は、無理にエンジンをかけてはいけません。
正しい対処法を知る前に直そうとする
間違った方法でバッテリー上がりを解消しようとすると、電気が通っている場所に素手で触れてしまい、感電するリスクがあります。
また配線を誤った状態で電気を通した場合、ショートして別のパーツまで壊す可能性もあるので、車の仕組みがよくわからない場合はプロに修理を依頼しましょう。
充電してすぐに電装品を使う
バッテリーの充電後はいろいろな箇所の動作確認をしたいものですよね。しかし、充電してすぐに電装品を使ってはいけません。せっかく貯めた電気を一気に消耗させて、バッテリー上がりを再発させる可能性があります。
特に真冬は暖房、真夏は冷房をかけたくなるものですが、エアコンを動かすときには大量の電力を消耗します。不便になってしまいますが、バッテリー交換を済ませるまでは最小限のエネルギーによる走行を心がけましょう。
バッテリー上がりを起こしたときの対処法
バッテリー上がりが発生したとしても、正しい対処法をとれば一時的に復旧できる可能性があります。復旧させるための対処法を3つご紹介しますが、決して無理をせず、ロードサービスを呼ぶことを第一の選択肢とすることがおすすめです。
<バッテリー上がりを起こしたときの対処法>
- ロードサービスに連絡する
- ジャンピングスタートを行う
- ジャンプスターターで復旧させる
ロードサービスに連絡する
もっともおすすめできる対処法は、ロードサービスに連絡してプロのサポートを受けることです。この方法なら怪我をしたり、故障を拡大させたりする心配がありません。
場所や日時にもよりますが、連絡を入れてから約1時間でサポートを受けられます。
ジャンピングスタートを行う
ジャンピングスタートとは、他の車(救護車)から電力を分けてもらってエンジンを復旧させる方法です。車同士を「ブースターケーブル」でつなぎ、間接的に充電を行います。
ただし、プリウスなどのハイブリッド車は設備の都合上、救護車として利用できないため注意しましょう。
ジャンピングスタートの方法
対処法としてジャンピングスタートを選ぶ場合、救護車のエンジンを停止させてからブースターケーブルを接続します。その後、救護車のエンジンをかけて、オートマの場合はパーキング、マニュアルの場合はニュートラルにギアを入れてアクセルを踏み、高めの回転をキープしてください。
続いてバッテリー上がりが発生中の車のエンジンをかけ、無事に動き出したらブースターケーブルを外しましょう。あくまでも一時的な対処法ではありますが、成功すれば自宅など目的地まで運転を続けられる可能性があります。
ジャンプスターターで復旧させる
ジャンプスターターとは、持ち運びができるエンジン始動用の小型バッテリーです。カーショップなどでは1万円前後で購入でき、救護車が近くにいなくても自力でバッテリー上がりを復旧させられます。
スマホのモバイルブースターのようなものなので、万一に備えて購入し、携帯すると安心です。
バッテリー上がりを防ぐためのポイント
バッテリー上がりを防ぎ、安心・安全に運転するためのポイントは3つあります。日常的に心がけるべきこともあれば、プロによる対応が必要な場合もあるため、状況に応じて必要な対応をとりましょう。
<バッテリー上がりを防ぐためのポイント>
- 定期的にエンジンを動かす
- バッテリーを4年以上使ったら交換する
- 復旧したとしてもプロによる検査を受ける
定期的にエンジンを動かす
バッテリーは使っていなくても自然に放電するため、あまり走らせていない車ほどバッテリー上がりが起こりやすくなります。
車のバッテリーはエンジンを動かすことによって充電されるため、定期的に走らせたり、アイドリングしたりして充電しましょう。エンジンを動かす時間を作れない場合は、専用の充電器を使って充電することをおすすめします。
バッテリーを4年以上使ったら交換する
バッテリーには寿命があり、目安として2~4年が経過すると劣化します。寿命を迎えたバッテリーはバッテリー上がりを起こしやすいため、4年以上が経過したらバッテリーを交換しましょう。
バッテリー上がりを起こすと、JAFを呼ぶなどの手間がかかるので、お早めの交換をおすすめします。
復旧したとしてもプロによる検査を受ける
先ほどご紹介した方法で一時的にバッテリーが復旧したとしても、できるだけ早くプロによる検査を受けましょう。
一度不具合を起こしたバッテリーは、再度トラブルを起こしがちです。そのときに大きな事故を起こさないとは言い切れないので、整備工場などで検査を受けることをおすすめします。
まとめ
運転中にバッテリー上がりを起こしたときにやってはいけないことは、エンジンを繰り返しかけたり、そのままの状態で放置したりすることです。対処法により一時的にエンジンが復旧しても、トラブルの再発を防ぐために、できるだけ早く整備工場で点検を受けましょう。
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