レンタカー
2024年03月27日

軽自動車と普通車の違いとは?メリット・デメリットやおすすめできる人をご紹介

軽自動車について「小さい車」などの漠然としたイメージを持っているものの、普通車と比較してどんな違いがあるのかを正確に把握しない人もいるかもしれません。軽自動車と普通車の違いは、維持費を含むあらゆる料金から性能にいたるまで、さまざまです。

今回は、軽自動車と普通車の概要をわかりやすくご紹介し、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。この記事を読むと、ご自身に軽自動車と普通車のどちらが適しているのかがわかりますよ。

軽自動車とは

軽自動車とは、以下の基準の範囲内でつくられた自動車です。

【軽自動車の基準】

車体サイズ 3,400×1,480×2,000mm以下
乗車定員数 4人以下
貨物積載量 350kg以下
エンジン 660㏄以下

普通車と比較して小型に設計されているため、軽自動車と呼ばれています。

軽自動車のメリット

軽自動車のメリットは次のとおりです。

<軽自動車のメリット>

  • 車両価格が安い
  • 自動車税などの維持費が普通車よりも安い
  • 車体が小さくて取り回しやすい
  • 地域によっては車庫証明が不要

軽自動車は普通車よりも新車価格が安く、減税の対象にもなります。

軽自動車のデメリット

軽自動車のデメリットは以下のとおりです。

<軽自動車のデメリット>

  • 排気量が660cc以下のためパワー不足を感じやすい
  • 車内が狭い場合が多い
  • 事故を起こした際に大きなダメージを受けやすい

軽自動車は、その名のとおりコンパクトで軽量なため、パワー不足を感じる可能性があります。

軽自動車をおすすめできるのはこんな人

軽自動車をおすすめできるのは、以下に該当する人です。

<軽自動車をおすすめできる人>

  • 車両価格や維持費を安く抑えたい人
  • 免許を取得したばかりの人
  • 近場への買い物など街乗りがメインの人

軽自動車は車体価格・維持費ともに安く、事故などにより破損したとしても、修理代が安く済むでしょう。また、燃費が良くて小回りが利きやすいことも軽自動車ならではの特徴です。近場への買い物のように、街乗りを目的として運転することが多い人にも、軽自動車が適しています。

普通車とは

芝生に停まる車

普通車とは、軽自動車を上回るサイズや排気量で設計された自動車です。「小型車」と「普通自動車」に分かれており、以下の規格に収まる場合は小型自動車、それ以上の場合は普通自動車です。

【小型車の基準】

車体サイズ 4,700×1,700×2,000mm以下
乗車定員数 10人以下
貨物積載量 2トン未満
エンジン 2,000cc以下

道路運送車両法に関しては、普通乗用車(3ナンバー)または小型自動車(5ナンバーもしくは7ナンバー)のどちらも普通車に該当します。

普通車のメリット

普通車のメリットは次のとおりです。

<普通車のメリット>

  • ボディサイズが比較的大きく、最大で10人乗りの車種もある
  • 走行安定性が優れており、乗り心地が良い
  • 大人数で乗車してもパワー不足に悩まされる心配がない

軽自動車のように規格上の制限を受けないため、大きくてパワーのある自動車を自由に選べます。

普通車のデメリット

普通車のデメリットは以下のとおりです。

<普通車のデメリット>

  • 車種やグレードによっては車両価格が軽自動車よりも高い
  • 自動車税などの維持費が軽自動車よりも高い
  • 消耗品も軽自動車より高額なため、維持にお金がかかる

主に金銭的な問題がデメリットとして挙げられます。購入時の価格だけでなく、税金やメンテナンスにかかる費用も軽自動車より高額です。たとえば自動車税を比較すると、660ccの軽自動車が年額25,000円であることに対し、6,000ccの普通車は年額111,000円と4倍以上です。

普通車をおすすめできるのはこんな人

普通車をおすすめできる人の特徴は次のとおりです。

<普通車をおすすめできる人>

  • 4人以上などの大人数で乗車する機会が多い人
  • ラゲッジスペースが広い車に乗りたい人
  • オープンカーやスポーツカー、EV車など個性的な車に乗りたい人

普通車には軽自動車のようなサイズの縛りがありません。利用したいシーンに合った車種を購入できるため、家族や友達などと大人数で出かける機会が多い人は、普通車を選ぶと良いでしょう。オープンカー、スポーツカー、SUVなど、軽自動車以上に個性的な車もそろっています。

軽自動車と普通車の違い

海辺に停まる車

ここまで、軽自動車と普通車の概要や特徴、それぞれをおすすめできる人の特徴をご紹介しました。この項目では軽自動車と普通車の具体的な違いについてさらに詳しく解説します。

<軽自動車と普通車の違い>

  • ①自動車税などの維持費
  • ②車体の販売価格
  • ③ナンバープレートのカラー
  • ④走行性能
  • ⑤高速道路料金
  • ⑥車検場所

①自動車税などの維持費

軽自動車と普通車の違いを挙げるうえで、とくに大きな差となるのは維持費です。軽自動車は、庶民層に向けて自動車を普及させる目的でつくられたため、以下のように税金が安く抑えられています。

【自動車税の比較表】

  軽自動車 普通車
1,000cc以下 10,800円  ※ 29,500円
2,000cc以下 39,500円
3,000cc以下 51,000円
4,000cc以下 66,500円
5,000cc以下 88,000円
6,000cc以上 111,000円

※平成27年4月1日以降に新車登録した場合

このように大きな違いがあります。また、車両保険や任意保険料も、軽自動車のほうが割安です。

②車体の販売価格

車体の販売価格も軽自動車のほうが安いです。一例としてホンダの車種をいくつか比較してみましょう。

【車体価格の比較表】

タイプ 軽自動車 軽自動車 ミニバン SUV
車種 N-VAN N-BOX FREED VEZEL
新車価格 1,337,600円 1,648,900円 2,330,900円 2,399,100円

車種によっては、軽自動車の価格は半額以下になることもあります。

③ナンバープレートのカラー

ナンバープレートのカラーは以下のように振り分けられています。

【ナンバープレートの色分けの意味】

車種 自家用車 事業用車
普通自動車 白に緑文字 緑に白文字
軽自動車 黄色に黒文字 黒に黄色文字

④走行性能

軽自動車の排気量は660cc以下に制限されていますが、普通車には制限がありません。また、サイズや重さも普通車のほうが重くなるため、普通車ほど突風などの影響も受けにくく、安定した走行ができます。

⑤高速道路の料金

軽自動車は高速料金が割安です。NEXCO東日本・中日本・西日本では、軽自動車の高速料金は普通車の料金×0.8に設定されています。

⑥車検場所

ユーザー車検を受ける場合、軽自動車と普通車では車検場所が異なります。

<それぞれの車検場所>

  • 軽自動車…軽自動車検査協会の車検場
  • 普通車…運輸支局の車検場

自分で手続きをする場合は注意しましょう。

まとめ

軽自動車と普通自動車にはさまざまな違いがあります。とくに利用者にとって大きいのは自動車税などの維持費です。また、取り回しが利きやすい軽自動車が街乗りに適しているのに対して、パワフルな普通車は大人数で車に乗りたいときに適しています。

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