レンタカー
2024年10月21日

エンジン警告灯がオレンジ色になる原因は?対処法や放置するリスクをご紹介

点灯するエンジン警告灯

エンジン警告灯がオレンジ色になった場合、エンジンに何らかの異常が起きている可能性が高いです。慌てる必要はありませんが、そのままの状態で放置すると故障のリスクがあるため、注意しましょう。今回は、エンジン警告灯がオレンジ色になる原因や対処法などを解説します。

エンジン警告灯とは

自動車のダッシュボード

エンジン警告灯とは、自動車のダッシュボードにある警告ランプの一つです。普段は消灯していますが、エンジン系統にトラブルが発生すると点灯したり、点滅したりして異常を知らせます。エンジン警告灯がオレンジ色になっている場合は、何らかのトラブルが発生している可能性が高いため、注意しましょう。

エンジン警告灯は3種類の色で危険を知らせてくれる

エンジン警告灯には3種類の色があり、それぞれ以下のように緊急度が異なります。

【エンジン警告灯の色ごとに見た緊急度】

緊急度
異常は発生しておらず、正常に作動していることを知らせている
オレンジ 何らかの不具合が発生しており、点検が必要な状態を表している
重大な不具合が発生しており、走行を続けるのが危険な状態を表している

なお、エンジン警告灯の色分けは、国際標準化機構(ISO)によって世界中で統一されています。日本国内の輸入車に乗るときはもちろん、海外でレンタカーを借りるときなども、エンジン警告灯の色と緊急度は同じです。

エンジン警告灯が点灯したら自分では消灯できない

エンジン警告灯は、エンジンに異常があることを知らせる装置であるため、不具合を解消するまでは消えません。「エンジン警告灯が気になるので、自宅に着くまで一度消したい」と考える気持ちは分かりますが、ドライバーは消せないため、そのままの状態で修理を依頼しましょう。

エンジン警告灯がオレンジ色になる原因

エンジン警告灯がオレンジ色になる原因として考えられるのは、以下の2点です。

<エンジン警告灯がオレンジ色になる原因>

  • エンジン構造系に異常が発生している
  • 排気系統と吸気系統に異常が発生している

それぞれ、運転中に感じやすい自覚症状とあわせてご紹介します。

エンジン構造系に異常が発生している

エンジンの構造自体にトラブルが発生しているパターンです。エンジンの劣化や故障が始まっている状態と考えられるため、放置して運転すると運転中に突然エンジンが作動しなくなるなど、さらに大きなトラブルに巻き込まれる恐れがあります。

特に「エンジンの出力低下」や「不安定なアイドリング」「異音・異臭」「燃費の悪化」といった症状を伴う場合は、エンジン構造系に異常が起きている可能性が高いでしょう。

排気系統と吸気系統に異常が発生している

排気系統または吸気系統にトラブルが発生しているときも、エンジン警告灯がオレンジになる場合があります。エンジン構造系が故障したパターンと比べて軽い症状に感じますが、排気系統・吸気系統に問題があるとエンジンの効率性を大きく落とすため、燃費の悪化やエンジンの故障を招く可能性もあります。

主な自覚症状は、先述した燃費の悪化のほか「加速の遅れ」や「走行中の振動」などです。特にO2センサーやエアフローセンサーといった、エンジンに送られる空気をコントロールするセンサーが故障すると、エンジン性能の低下を招きやすくなります。

エンジン警告灯がオレンジ色になったらどうすれば良い?

車を止めて電話をする女性

エンジン警告灯がオレンジ色になった場合、エンジン関連のトラブルが発生している可能性が高く、そのまま放置するべきではありません。落ち着いて次の行動をとりましょう。

<エンジン警告灯がオレンジ色になった場合の対処法>

  • 安全な場所に停車して状態を確認する
  • 専門業者に点検を依頼する
  • レンタカーを運転中の場合はレンタカー会社に連絡をする

一つずつ解説していきます。

安全な場所に停車して状態を確認する

エンジン警告灯がオレンジ色の場合は、即座の危険が迫っているわけではないため、焦る必要はありません。しかし、エンジンに不具合が生じている可能性が高く、走行を続けているうちに、状態が悪化する可能性もあります。そのため、まずは安全な場所に停車して、エンジンの状態を確認しましょう。

専門業者に点検を依頼する

エンジン警告灯がオレンジ色になる原因は一つではなく、自分で特定するのは困難です。また、専門的な知識と技術がなければ修理できないため、いずれにしても専門業者に修理を依頼する必要があります。できるだけ早く専門業者に点検を依頼して、必要な修理を受けましょう。

レンタカーを運転中の場合はレンタカー会社に連絡をする

レンタカーの運転中にエンジン警告灯がオレンジ色になった場合は、安全な場所に停車したうえで、レンタカー会社に連絡しましょう。その場から移動できない場合はレッカーが必要ですが、ロードサービスが付帯する保険に加入していれば、万一の際も自己負担なしでサポートを受けられます。

エンジン警告灯がオレンジ色になったまま放置するとどうなるのか

点灯するエンジン警告灯

エンジン警告灯がオレンジ色になった後、そのままの状態で放置すると、以下のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。

<エンジン警告灯がオレンジ色になったまま放置するとどうなるのか>

  • 運転中にエンジンの始動不良やエンストが起こる可能性がある
  • エンジンが故障する可能性がある

事故につながる恐れもあるため、早急に修理を依頼しましょう。

運転中にエンジンの始動不良やエンストが起こる可能性がある

エンジン警告灯がオレンジ色になっている場合、エンジンに何らかのトラブルが生じていることはほぼ間違いありません。警告を無視して運転すると、エンジンの始動不良やエンストを起こすリスクが高いため、要注意です。ドライバーや同乗者の安全を確保するためにも、警告を無視してはいけません。

エンジンが故障する可能性がある

エンジンに不具合が生じている状態で使い続けた場合、エンジンの損傷が悪化して、最終的には故障する可能性が高いです。故障に至らなくても、エンジン性能の低下によって加速の遅れや振動の発生が発生すると、普段どおりの運転がままならず、事故を起こすリスクもあるでしょう。

エンジンが動かなくなったり、トラブルの影響で事故を起こしたりすると、結果的に高額な修理費用がかかります。重大な事故を防ぐためにも、エンジン警告灯がついた場合は、できるだけ早く修理業者に相談しましょう。

まとめ

エンジン警告灯がオレンジ色になった場合、エンジンに何らかの異常が起きている可能性が高いです。緊急性はありませんが、そのまま運転するとエンストを起こしたり、エンジンが故障して動かなくなったりする可能性があります。できるだけ早く修理業者に相談して、点検と修理を依頼しましょう。

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