レンタカー
2024年10月21日

コンパクトカーとは?軽自動車との違いやメリット・デメリット、選び方のポイントを解説

丘の上にあるコンパクトカー

車にはさまざまなタイプがあり、運転のしやすさや維持費の安さといった理由から、多くの方に愛されているのが「コンパクトカー」です。今回は、コンパクトカーと軽自動車の違いや、コンパクトカーならではのメリット・デメリット、コンパクトカーを選ぶときのポイントを解説します。

コンパクトカーとは

コンパクトカーとは、その名のとおり、小さな車のことです。一般的には、全長4,200mm以下の車をコンパクトカーと呼びますが、明確な定義はありません。そのため、実際にその車を「コンパクト」と感じるかどうかは、人それぞれです。

国産車を例に挙げると、以下の車種はコンパクトカーに位置づけられています。

【コンパクトカーとして位置づけられている主な車種】

メーカー 車種
ホンダ  FIT
トヨタ  アクア、カローラ スポーツ、GRヤリス、ヤリス、ルーミー
日産  ノート オーラ、ノート
マツダ  MAZDA2

トヨタの人気車種である「プリウス」をコンパクトカーとする声もありますが、全長が4,600mmを超えることもあり、トヨタの公式HPではコンパクトカーとして扱われていません。

コンパクトカーと軽自動車の違い

海辺を走る車

コンパクトカーは、軽自動車と比較されることも多い車です。しかし、コンパクトカーと軽自動車には、以下のように大きな違いがあります。

【コンパクトカーと軽自動車の比較表】

  コンパクトカー 軽自動車
サイズ 全長4,200mm未満程度 全長3,400mm以下
乗車人数 5人まで 4人まで
エンジン 1,000cc~1,500cc程度 660cc以下
維持費 燃費が良い傾向にある 軽自動車税を適用できる

軽自動車の場合は、サイズや乗車人数、エンジンに明確な制限がかけられています。一方のコンパクトカーは、あくまでも普通車のカテゴリーに過ぎず、法律上の大きな規制はありません。ただし、軽自動車と比較すると税金が高く、維持費がかさみやすいです。

コンパクトカーのメリット

コンパクトカーのライト

コンパクトカーを選ぶ主なメリットは、次の4つです。以下の点を魅力的に感じられる場合は、コンパクトカーの利用を検討しましょう。

<コンパクトカーのメリット>

  • 小回りが利くため運転しやすい
  • 人気が高いため、各社のラインナップが豊富
  • 車両価格やレンタル料金が安い傾向がある
  • 大型車と比較して燃費が良い

一つずつ解説していきます。

小回りが利くため運転しやすい

コンパクトカーのメリットは、小回りが利き、初心者の方でも運転しやすいことです。狭い道を走るときや、窮屈な駐車場を利用するときも小回りが利きやすいため、快適に運転できるでしょう。

コンパクトカーとミニバンを比較すると、最小回転半径がおよそ1mも違う場合があります。小回りが利きやすいコンパクトカーなら、道が混雑しがちな都心や観光地を走ったり、走り慣れていない道を利用したりする際も便利です。

人気が高いため、各社のラインナップが豊富

コンパクトカーは人気の高い車種であり、各社が豊富なラインナップを用意しています。提供されている車種が多いぶん、自分に合った機能や特徴を備えた車を選びやすいでしょう。

また、レンタカーを利用する場合は、乗り慣れているマイカーとは違う車種を使うことに、不安を抱える方が多いかもしれません。しかし、コンパクトカーは各メーカーが必ず1台は用意しているため、マイカーと同じメーカーのコンパクトカーを借りやすく、マイカーと似た感覚で運転できることもメリットです。

車両価格やレンタル料金が安い傾向がある

コンパクトカーは大衆車として位置づけられることが多く、車両価格は200万円~300万円と、比較的安く抑えられる場合が多いです。レンタカーを借りる際のレンタル料金も、大型車や外車と比べて安い場合が多く、リーズナブルに利用できることもメリットでしょう。

大型車と比較して燃費が良い

コンパクトカーはエンジンの排気量が小さいため、ハイブリッドカーを除く一般的な車種と比較して、燃費が良いこともメリットです。そのほかの車種よりもガソリン代を節約しやすいほか、給油の手間を省きやすいため、ガソリンスタンドの位置や移動距離を読みにくい、旅先を運転するときの車種としてもおすすめです。

コンパクトカーのデメリット

多くのメリットがあるコンパクトカーですが、以下の3点には注意が必要です。

<コンパクトカーのデメリット>

  • 車内を狭く感じやすい
  • 大人数での移動や大荷物の搭載には向いていない
  • 走行パワーが物足りなく感じる場合がある

一つずつ解説していきます。

車内を狭く感じやすい

コンパクトカーは室内スペースが狭く、車内を狭く感じやすいことがデメリットです。とくに、ミニバンなどの大きな車に乗る機会が多い方は、広さの違いにギャップを感じやすいでしょう。

大人数での移動や大荷物の搭載には向いていない

先述したとおり、コンパクトカーは車内スペースを極力削って小回りを利かせたり、低燃費性を実現させたりしている車種です。4人以上で乗車する場合や、たくさんの荷物を載せたりする場合は車内が窮屈になりやすく、長時間の運転をするとストレスになる可能性があります。

走行パワーが物足りなく感じる場合がある

コンパクトカーはエンジンの排気量が小さいため、環境によっては走行パワーが物足りなく感じる場合もあります。街中を走るぶんには不満を感じにくいですが、加速が必要な高速道路を走ったり、足場が悪い未舗装路を走ったりする機会が多い方は、注意しましょう。

レンタカーでコンパクトカーを選ぶときのポイント

車の模型をもって人差し指を立てる人

レンタカーの利用でコンパクトカーを選ぶときは、以下の3つのポイントに注目すると失敗しにくいです。

<コンパクトカーを選ぶときのポイント>

  • 乗車人数が足りているか
  • 必要なアイテムを載せきれるか
  • 安全性能は十分か

一つずつ解説していきます。

乗車人数が足りているか

コンパクトカーは原則として5人乗りですが、一部の輸入車やスポーツタイプのなかには、定員が4名までのコンパクトカーもあります。念のため、利用を予定している車種が何人乗りかを確認しましょう。

必要なアイテムを載せきれるか

コンパクトカーの荷室は省スペースなので、必要なアイテムがすべて載るかを確認しなければなりません。特にアウトドアを楽しむ場合、大型のアイテムが必須となるケースが多いため、広さが不十分だと感じた場合は、より大きなクラスの車種に変更しましょう。

安全性能は十分か

同じコンパクトカーでも、選ぶ車種によって安全性能の内容が異なります。万一のトラブルに備えて、ドライバーや同乗者の安全を確保しやすい車種かどうかを調べることも重要です。

まとめ

コンパクトカーとは、主に全長が4,200mm以下の小さな車を指す言葉です。小回りが利きやすいことや、安く購入・レンタルしやすいこと、燃費が良いことなどが人気の理由となっています。レンタカーでコンパクトカーを選ぶときは、乗車人数や安全性能、収納力を確認すると良いでしょう。

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