レンタカー
2024年09月11日

車の塩害に注意すべき理由とは?おすすめの対策や錆びた後の対処法をご紹介

車の塩害に注意!対策と錆びた場合の対処法

海の近くを運転する機会が多い方は、塩害に悩まされやすいです。車の塩害を放置していると、車の寿命を縮めたり、思わぬトラブルの原因となったりする可能性があるため、注意しましょう。今回は、車の塩害対策が必要な理由や、おすすめの対処法をご紹介します。

そもそも車の塩害とはなにか

海

塩害とは、塩が原因で、車や建物、設備、器材、作物などに発生する被害のことです。塩分は吸湿性が高く、空気中の水分を集める性質を持ちます。車についた水分を塩が吸収した結果、金属を錆びさせて、腐食させるリスクがあるのです。

塩害が起こりやすいのは海から2km以内の距離

塩害の原因として特に多いのが「潮風」です。海から届く風は塩分濃度が濃く、車や建物などが潮風にさらされると、塩害が発生する可能性があります。

国土交通省では、塩害が発生しやすい地域を「塩害地域」に指定しており、塩害地域の範囲は海から500m~7kmと広範囲です。実際に塩害が発生するかどうかは、その地域の風の強さによっても変わりますが、海から2km以内のエリアでは塩害が発生する可能性が高いでしょう。

塩害の原因は潮風だけではない

塩害の原因は、潮風だけではありません。「融雪剤」や「台風」が原因で、塩害が発生することもあります。

融雪剤には、塩化ナトリウムや塩化カルシウムが使われており、これらの成分が溶けると塩分濃度の高い水になります。このため、融雪剤が撒かれた道を走った場合も塩害が発生しやすく、降雪地帯にお住まいの方も塩害に注意が必要です。

台風に関しては、台風によってもたらされる雨自体には塩分が含まれないものの、海水の成分が台風に巻き上げられて飛散する可能性があります。台風通過後に、普段は塩害に悩まされない内陸部でも、塩害による被害が報告される例は多く、どの地域にお住まいの方も油断はできません。

車の塩害対策が必要な理由とは

塩害を受けた車

塩害について、たかが塩と軽く考える方も多いかもしれません。しかし、以下の理由により、車の塩害対策は不可欠です。

<車の塩害対策が必要な理由>

  • 車が錆びつく原因になるため
  • 塩害による錆びが原因で故障するリスクがあるため
  • ガラスコーティングが剥がれる可能性があるため

それぞれの項目を詳しく解説します。

車が錆びつく原因になるため

車の塩害対策が不足していると、塩分が原因で車が錆びつく可能性があります。車には防錆処理が施されていますが、経年劣化により錆びが侵食するため、注意しなければなりません。車が錆びつくと、後述するような故障のリスクがあるほか、車の価値が下がり、高値で売却しにくくなります。

塩害による錆びが原因で故障するリスクがあるため

錆びが侵食して金属部分が劣化すると、部品が欠落したり、穴が空いたりして、車が故障するリスクがあります。部品交換の内容によっては、高額な修理費用が発生する可能性があり、車の寿命を縮める恐れもあるため要注意です。何よりも、大きな事故を引き起こしてしまっては取り返しがつきません。

ガラスコーティングが剥がれる可能性があるため

塩害対策をせずに放置していると、せっかくお金をかけて行ったガラスコーティングが傷み、剥がれる可能性があります。ガラスコーティングは、塩分や汚れの付着を防ぐうえで効果的ですが、塩害を完全に防げるわけではありません。塗膜が劣化すると効果が落ちるため、定期的にメンテナンスをしましょう。

車を塩害から守る6つの対策

洗車

塩害は車の寿命を縮める可能性があるほか、事故の原因となるリスクもあるため、放置するべきではありません。車を塩害から守るために有効な対策は、次の6つです。

<車を塩害から守る6つの対策>

  • ①カーコーティングをする
  • ②海の近くを走った後は車体についた水分を拭き取る
  • ③こまめに洗車をする
  • ④ホイールや車底は高圧洗浄機で汚れを取る
  • ⑤塩害地域に駐車するときはカバーをかける
  • ⑥定期的にプロのメンテナンスを受ける

それぞれを具体的に見ていきましょう。

①カーコーティングをする

塩害対策として有効なのは、カーコーティングです。コーティングにより、車に塩分や水分が直接付着するのを防ぎやすくなるため、錆びが発生するリスクを低下させられます。ただし、先述したとおり、コーティングを過信すると危険なため、コーティング後もこの後にご紹介する対策を定期的に行いましょう。

②海の近くを走った後は車体についた水分を拭き取る

海の近くや、融雪剤が撒かれた道路を走った後は、車に塩分が付着している可能性が高いです。早めに塩分を拭き取ると、塩害が発生するリスクを下げられるため、車体についた水分を乾いたタオルでしっかりと拭き取りましょう。

③こまめに洗車をする

車に付着した塩分を洗い流せば、錆びや腐食のリスクを大幅に下げられます。こまめに洗車をして、塩分を落としましょう。本格的な洗車をする時間がない場合は、ホースを使って水をかけるだけでも、一定の効果が期待できます。

④ホイールや車底は高圧洗浄機で汚れを取る

塩害はホイールや車底などで発生しやすいため、ボディだけでなく、下回りも高圧洗浄機で洗い流しましょう。土などの固着した汚れを落とすことにより、塩害のリスクをさらに抑えることが可能です。

⑤塩害地域に駐車するときはカバーをかける

塩害地域にお住まいの場合や、長時間にわたって塩害地域に駐車する場合は、車にカバーをかけることをおすすめします。塩害をすべて防ぐことは難しいですが、塩分が車に付着する範囲を減らせるため、塩害対策として有効です。

⑥定期的にプロのメンテナンスを受ける

自分で行う洗車だけでは汚れを落としきれないため、定期的にプロのメンテナンスを受けましょう。特に、塗装が剥げている箇所は錆びが発生しやすいため、塗り直すことで塩害を予防しやすくなります。仮に錆びが発生していたとしても、発見するのが早ければ早いほど、簡単な修理で除去できます。

塩害で車に錆びが発生した場合の対処法

塩害が原因で車に錆びが発生してしまった場合は、錆びの大きさを確認して、適切な対処法を選びましょう。

<塩害で車に錆びが発生した場合の対処法>

  • 錆びの大きさ100円玉以下なら自分で対処できる
  • 大きな錆びがある場合は業者に修理を依頼するのがおすすめ

一つずつ解説します。

錆びの大きさ100円玉以下なら自分で対処できる

錆びの大きさが100円玉以下のサイズなら、以下の方法で自分でも対処ができます。

<錆びに自分で対処する方法>

  • カー用品店などで売られている「サビ取り剤」を使って除去する
  • 錆防止剤を塗る
  • 塗装を行う

大きな錆びがある場合は業者に修理を依頼するのがおすすめ

100円玉以上のサイズの錆びがある場合は、整備工場に相談して、業者に修理を依頼するのがおすすめです。錆びを放置すると、部品交換をしなければ対処できなくなるほど部品が傷む可能性があるため、錆びに気付いたらできるだけ早く修理を依頼しましょう。

まとめ

車の塩害を放置すると車に錆びが発生し、最悪の場合は故障の原因になります。塩害地域を走った後は水分を拭き取ったり、こまめに洗車したりといった対策を行い、塩害のリスクを軽減させましょう。

宮古島のPaniPaniレンタカーでは、スタッフが1台1台の塩害対策を丁寧に行っているため、塩害によるトラブルの心配はありません。お客様にお掃除などのメンテナンスを依頼することもないため、宮古島のさわやかな潮風に吹かれながら、思う存分ドライブをお楽しみください。